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【まちづくり】消滅可能性744自治体の衝撃とこれからの行政運営とは

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」を目指して活動しています。

家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。

私、ひるた浩一郎は、元 岡崎市役所の公務員として、現在は内閣府地域活性化伝道師や民間企業の立場(㈱官民連携事業研究所の執行役員)から、全国の自治体のまちづくりや政策づくりに携わっています。

だからこそ、「人口戦略会議」がまとめた報告書『地方自治体「持続可能性」分析レポート』に注目しています。


◯ 「消滅可能性都市」とは

10年前に「消滅可能性都市」が発表され、行政職員をはじめ、まちづくりをしている方々に衝撃が走りました。

まちがなくなる

なんとなく他人事として思っていた人たちが多い中で、「このままじゃヤバいぞ…!!」と痛感させるものでした。

1741自治体あるなかで、全体の約4割の744自治体が「消滅する可能性がある」といったニュースです。

衝撃ですよね。。。

あなたのまちはどうでしたか?

では、「まちが消滅する」とはどういったことなのでしょうか。

◯ 様々な方の解説と考え

木下斉さんのnoteVoicyで解説しています。

元 垂井町議員の太田けいすけさんがX(旧Twitter)でも解説してくれています。

実際に「消滅可能性都市」として言われている東かがわ市(香川県)の市長 上村一郎さんのブログでも想いが語られています。

一方で、島根県知事 丸山達也さんの発言も興味深く感じます。そもそも地域だけの問題ではなく、日本としての問題であることを指摘しています。

◯ 人の奪い合いをする自治体

どの自治体においても「移住政策」にチカラを入れています。「オラがむらは住みやすいので、新天地で新しい生活を!」といった取り組みです。

もちろん、「新しいところで生活したい!」と思う方の窓口があることはとても重要です。行き過ぎると人口の奪い合いになってしまいます。

2022年のニュースですが「そもそもなぜ地方から都会へ?」といったニュースがあります。

ざっっくりな理由でいえば「都会でしかつめない仕事のキャリア」と「ジェンダーギャップのありかた」だと言われています。

詳細は以下のニュースサイトをご参照ください。

男性にしても、女性にしても「働く場所」や「働きたい」と思う場所が地元になければ移動するしかないわけです。お金を稼がなければ生活することはできない。

完全オンラインのテレワーク等ができれば良いのかもしれませんが、そういう仕事ばかりではありません。

◯ これからに向けた「未来への投資」

未来への投資」がこれからは重要になってきます。

私が住んでいる岡崎市(愛知県)は2024年現在、約38.5万人の中核市です。現役世代の人口減少は約10年前からはじまっています。

周辺自治体と比較して、岡崎市は財政的に豊かなまちです。財政指数をみても明らかです。

それでも地域によっては消滅してしまう可能性があるエリアもあります。廃校になる学校も出てきます。まち全体としてみれば「消滅」しなくても、地域やエリアをみれば過疎化が進んでいる地域もあります。

「未来への投資」として、岡崎市の場合は、周辺自治体からの流入も今後ますます拡大してくるはずです。

内閣府「連携中枢都市圏の取組の推進」にあるように、規模で考えれば岡崎市もこちらに該当します。

 -子育てしやすい、次世代にバトンをつなぎたいと想えるまち

まちは、政治は、いまの私たちだけのものではありません。10年先、20年先の未来の人たちが「あの時こういう判断をしていてくれて良かった!」と言ってくれる責任が現在の私たちにはあります。

将来世代の子どもたちが5年先、10年先に就職・進学で海外や東京等に行ったとしても「また戻ってきたい!」「次世代にバトンをつなぎたい!」と感じてくれることも必要です。

子育て環境の子やすさとして、お金だけではなく、核家族化が進む中で安心して子どもを預けられ、お父さん・お母さんが自分の時間を持って、ゆとりのある子育てができる。

産後ケアや学童保育・放課後児童クラブといった取り組みが充実することで「頼れる人がいない…」「仕事したいけど、子どもがいるから…」といった声を変えていくことにもつながります。

 -働きたい、稼げるがあるまち

稼ぎ続けられる場所、選ばれ続ける場所であることが求められています。現在、財政的に豊かな理由の一番の理由はトヨタ自動車工業さんをはじめとする自動車産業の集積地だからです。

だからこそ、様々な製造業や販社などが立地しているため、財政的に豊かで平均的な所得も高くなっています。

既存の産業は大事にしつつも、自動車産業を軸にしつつも、新しい産業や取り組みにチカラを入れていく必要があります。自動車産業がEVシフトとして電気自動車や自動運転に変化していくなかで、部品点数の減少などによって「いらない」仕事が増えてくるためです。

社会や経済が変化したとしても、売上や雇用を維持する、そして所得を守るために「新しい産業のつくる」ための「未来への投資」を加速する必要があります

ギリギリの崖っぷち追い込まれてからではなく、余裕のあるうちに次の手をつくっておかねば取り返しのつかないことになるからです。

岡崎市には力強い民間企業がたくさんあります、こうした企業と市内外・県内外・国内外のスタートアップ企業が連携・共創し、お互いの強みを活かしたビジネス創出をつくっていく必要があります。

岡崎市のモノづくり企業の技術力 x スタートアップ企業のアイデア
岡崎市の豊かな伝統文化 x スタートアップ企業のアイデア
岡崎市の豊かな自然環境・観光資源 x スタートアップ企業のアイデア

岡崎市にある様々な魅力やポテンシャルをかけあわせ、最大限発揮させていくことで、新しい産業をつくりあげるきっかけや土台をつくっていけると考えています。

◯ 豊かさだからこそ、攻める!

豊かな岡崎市ですが、「だいじょぶっしょー」と油断していると一気に消滅可能性都市になる可能性もあります。

夕張市(北海道)では、炭鉱が最盛期だった頃は誰一人、まさか財政破綻するとは思っていなかったはずです。炭鉱が閉鎖され、仕事がなくなったことで一気に過疎化が進み、財政破綻になってしまいました。

油断しない。豊かだからこそ、豊かさが持続するために取り組みに挑んでいく必要があります。

自治体だけ、民間企業だけ、市民団体だけ、市民だけではなく、それぞれの強みや特性を活かして、連携・共創があたりまえにできる仕組みや未来をつくっていく必要がこれからの岡崎市、まちづくりには求められています。

さぁ、共創だ!



◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。

岡崎市長選に35歳元市職員、昼田さん出馬へ デジタル化に意欲‐中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/774644

過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。

市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。

岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!