Paul H.K.

1985年生まれ、アメリカミシガン州在住。 アメリカでクラシック音楽鑑賞に目覚め、これ…

Paul H.K.

1985年生まれ、アメリカミシガン州在住。 アメリカでクラシック音楽鑑賞に目覚め、これまでにデトロイト交響楽団、シカゴ交響楽団を中心に1年で12公演を鑑賞。2023/24シーズンはハイペースで鑑賞に臨む予定。

最近の記事

沖澤のどか「新世界より」 アメリカ・オーケストラ漫遊(25), Quebec City, Canada

 モントリオールのコンサートの後、鉄道で3.5時間、旧市街が有名なケベックシティに到着。鉄道は独立シートでスピードも速くアメリカのAmtrakよりも快適。夜10時過ぎに着いて、駅から徒歩圏内に取ったホテルに到着。  翌日は朝から-20℃近い極寒の中、旧市街を散策した。気温の数値は低いがビル風が無いせいかモントリオールよりは過ごしやすく感じた。旧市街の商店街は歴史的な建物が立ち並び、いろいろなお店やカフェなどが見られた。ランドマークである高級ホテル、シャトーフロンテナックと流氷

    • モントリオール交響楽団 展覧会の絵 アメリカ・オーケストラ漫遊(24), Montréal, Quebec, Canada

       アメリカに住んでいる間にぜひ行ってみたいと思っていたカナダ・ケベック。3泊4日でモントリオール、ケベックシティの2都市を訪問した。  空港到着予定からコンサート開演まで2時間だったので、飛行機の遅延がないこと、入国審査がスムーズであること、ダウンタウンまで無事行けることなど、心配だったが全て特に問題なく、無事ホールにたどり着くことができた。  デトロイトーモントリオール便は2列x2の小型の機体で2時間ほど。モントリオール国際空港(YUL)の入国は事前のETA申請は必要だった

      • クリーブランド管弦楽団 ベートーヴェン「運命」 アメリカ・オーケストラ漫遊(23), Cleveland, OH

         ブラームス、ドイツレクイエムの興奮が残る中オハイオ州デイトンに宿泊して、翌朝は是非行ってみたいと思っていた航空博物館に行ってみた。ここデイトンはライト兄弟縁の地で、彼らを記念した公園も近くにあった。ワシントンD.C.のスミソニアン博物館はライト兄弟の飛行機の模型や彼らのストーリーが大きな部屋で展示されているし、アメリカではとても大きな尊敬の対象となっている。  この博物館は近く空軍基地があることから、軍関連の、つまり戦闘機の展示が主なもので、第一次、第二次世界大戦、その後の

        • ブラームス ドイツレクイエム アメリカ・オーケストラ漫遊(22), Cincinnati, OH

           シンシナティは先月行ったピッツバーグから始まるオハイオ川の下流に位置するオハイオ州の南端にある都市だ。川マニアの私としては是非とも訪問したい都市のひとつだった。  川沿いには各種スポーツの本拠地のスタジアムやイベント会場などが密集するとともに、公園が整備されて市民の憩いの場となっていた。オハイオ川はピッツバーグから数百キロ下流なので相当に大河になっているのかと思ったら意外とピッツバーグで見たときと川幅は変わらないような印象を受けた。ダウンタウンはあまり人がおらずデトロイトと

        沖澤のどか「新世界より」 アメリカ・オーケストラ漫遊(25), Quebec City, Canada

        • モントリオール交響楽団 展覧会の絵 アメリカ・オーケストラ漫遊(24), Montréal, Quebec, Canada

        • クリーブランド管弦楽団 ベートーヴェン「運命」 アメリカ・オーケストラ漫遊(23), Cleveland, OH

        • ブラームス ドイツレクイエム アメリカ・オーケストラ漫遊(22), Cincinnati, OH

          トロント交響楽団のオールイタリアプログラム アメリカ・オーケストラ漫遊(21), Toronto, ON, Canada

           トロントは2年前の5月、まだコロナ禍が終わりきっておらずカナダの入国管理がまだ厳しかった時期にマラソンを走りに行った。オンタリオ湖に面した、湖岸はきれいに整備された街で、街の様子や地下鉄などの雰囲気もアメリカとはだいぶ違って、あまり気を張らずに歩き回ることができた。人も多く活気のある街だ。また、1時間くらいのところにナイアガラの滝があり、周辺はリゾート地として開発されて、一大観光地になっている。  デトロイトから車で4時間ほど。Port Huronで国境の川に架かる橋を渡

          トロント交響楽団のオールイタリアプログラム アメリカ・オーケストラ漫遊(21), Toronto, ON, Canada

          A2SO's Detroit Debut アメリカ・オーケストラ漫遊(20), Detroit, MI

           金曜日の夜にアン・アーバー交響楽団の演奏会がデトロイトのオーケストラホールで開催された。サンクスギビングのタイミングで演奏会の検索をしていてなんと$20で買えるというので買ってしまった。しかも、DSOでは少し手が出ない2階中央最前列。指揮者のEarl Leeは先日ボストン交響楽団を指揮した気鋭の音楽監督で、実際に聴くのはそのときに続いて2回目だ。  またアンアーバー交響楽団(A2SO)がデトロイトのコンサートホールでコンサートを開くのは初めてとのことだった。この週はDSOは

          A2SO's Detroit Debut アメリカ・オーケストラ漫遊(20), Detroit, MI

          極寒のアメリカと2024年DSO聴き初め アメリカ・オーケストラ漫遊(19) Detroit, MI

           この週は全米に大寒波が訪れて、華氏0度(マイナス18℃)を切る日もあったくらいで本当に寒かった。寒すぎて違いがわからないと思っていたが、マイナス20℃とマイナス10℃は確かに違った。共和党の大統領候補を決める予備選があったアイオワ州ではマイナス26℃と、日本のニュースで言っていたが、いつもそんな気温なわけではなくこの週が特に寒かったのだということは言っておきたい。  それでも、この演奏会の週末はだいぶマシな寒さで、翌日には近くのスキー場でパウダースノーが楽しめたいい週末だっ

          極寒のアメリカと2024年DSO聴き初め アメリカ・オーケストラ漫遊(19) Detroit, MI

          川と橋のある美しい街 アメリカ•オーケストラ漫遊(18) Pittsburgh, Pennsylvania

           ミシガンでは大雪に見舞われた金曜日の翌日、まだ雪の降る中逃げるように南に向かった。大寒波が押し寄せる週末はだったがオハイオ州まで行けば雪の量も減って特に問題はなかった。今回の目的地ピッツバーグはオハイオ州を通り過ぎた向こう側、ペンシルバニア州で車で4.5時間の場所だ。  地図を見ると二つの川が合流してオハイオ川になる地点にできた都市で元々は鉄鋼業が盛んだったのではないか。鉄鋼業を隆盛させたカーネギーの名前を見る機会がとても多い。また、ケチャップで有名なハインツもピッツバーグ

          川と橋のある美しい街 アメリカ•オーケストラ漫遊(18) Pittsburgh, Pennsylvania

          ミネアポリス年越しコンサート アメリカ•オーケストラ漫遊(17)

           クリスマスからの旅行の最後、シアトルから自宅へ帰る途中、ミネアポリスに立ち寄り、ミネソタ管弦楽団のコンサートに行ってきた。「立ち寄り」とはいうものの、シアトルの空港では同じ時刻に隣のゲートからデトロイト便があったのだから、わざわざこのコンサートのために一晩ミネアポリスに行ったことになる。空港近くのホテルに泊まりLyftでダウンタウンへ向かった。行きつけのアイリッシュパブでFish & Chipsを食べて腹ごしらえをした。  ミネアポリスのコンサートホールはいつ行ってもワクワ

          ミネアポリス年越しコンサート アメリカ•オーケストラ漫遊(17)

          シアトルでの年末「第九」 アメリカ・オーケストラ漫遊(16) Seattle, WA

           クリスマス休暇を使って演奏会三昧の旅行を、と思ったものの、年末は多くの楽団も休みがちということで、この旅行中に入れられたコンサートは2つのみ。  オレゴン州ポートランド、カナダ バンクーバーを旅してワシントン州シアトルに到着した。地図を見るだけではわからないがシアトルは海岸は近いが坂も多い。  そして、Seattle Symphonyの本拠地であるベナロヤホールのすぐ隣には、シアトル美術館がある。ちょうどこのタイミングで、”HOKUSAI”展をやっていた。これはThank

          シアトルでの年末「第九」 アメリカ・オーケストラ漫遊(16) Seattle, WA

          超一流のメサイア アメリカ・オーケストラ漫遊(15) Chicago, IL

           12月の始めにToledoの大聖堂で聞いたメサイアだが、コンサート形式のものをぜひ聞いてみたいというのと、日本語解説付きのスコアを購入して少し勉強したのでその成果確認も含めて、もう一度どうしても聞いておきたかったので、3日前に金管コンサートを聞いたにも関わらずシカゴに通うことになった。クリスマス前の金曜日の午後公演があったので、今回は日帰りにした。  前回のメサイア↓  現地に昼頃に着いて、有名なシカゴ風ピザの店の一つ、Giordano’sでピザランチ。ランチタイムはP

          超一流のメサイア アメリカ・オーケストラ漫遊(15) Chicago, IL

          Chicago Symphony Brass! アメリカ・オーケストラ漫遊(14) Chicago, IL

           シカゴ交響楽団の金管セクションのコンサートが毎年12月に開かれる。オーケストラのコンサートの中で破壊力抜群のあの金管セクションがコンサートをやると聞いては、Tuba吹きとしては聴きに行かない訳にはいかない。  このようなコンサートがあるのを知ったのが去年だったが、昨年は年末年始に一時帰国をしたため日程が合わず、今年は何としても行くつもりで日程を調整していた。昨年は日曜夜だったが今年は火曜日の夜で、行きづらい日程。火曜の午後と水曜の午前を休んで一泊して参加してきた。  冬のシ

          Chicago Symphony Brass! アメリカ・オーケストラ漫遊(14) Chicago, IL

          年内聴き納め DSO x チャイコフスキー アメリカ オーケストラ漫遊(13) Detroit, MI

           今回も会員のDSOのコンサート。前回が大当たりのブラームスだったので、今回も期待が大きい。ラフマニノフとチャイコフスキーという鉄板プログラムだ。  ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」はコンチェルトに分類され、第18変奏の壮大な旋律が印象的だが、他の変奏が捉えきれていなかったというのがそれまでの感覚だ。  チャイコフスキーの交響曲第6番はチャイコフスキーの最高傑作と言われているのは知っていたが、個人的には第5番の方が好きだと思っていた。今回のコンサートに向けていく

          年内聴き納め DSO x チャイコフスキー アメリカ オーケストラ漫遊(13) Detroit, MI

          カテドラルで聴く年末の風物詩 メサイア アメリカ・オーケストラ漫遊(12) Toledo, OH

           アメリカでは多くのオーケストラが11月から年末にかけてヘンデルのオラトリオ「メサイア」の演奏会を開催する。ちょうど日本で「第九」が演奏されるのと同じ感覚だ。  数あるメサイアのコンサートの中でも、面白そうだと思ったのがこのコンサート。自宅から1時間ほどの街トリードで開催されたコンサート、会場はRosary Cathedral、この地域の司教座聖堂である大きなカトリック教会だ。  100年以上の歴史のある石造の教会、100年前にゴシック様式なのだから、ヨーロッパからしたら時代

          カテドラルで聴く年末の風物詩 メサイア アメリカ・オーケストラ漫遊(12) Toledo, OH

          イタリアあるいはクリスマスカラーのコンサートホール アメリカ・オーケストラ漫遊(11) Cleveland, OH

           ホール近くの安い駐車場に車を停めて食事に向かったのが、歩いて15分程度のLittle Italy。Little Italyで記憶に残っているのが一昨年の年末に泊まったSan Diegoだ。噴水なんかも見られる綺麗な可愛らしい街並みが印象的だった。    Little Italyではやはりイタリアンレストラン、ビストロ、バーがたくさんあり、どのレストランも賑わっていた。6:20頃に行ったが、もう少し早めの時間に行かないと希望の店には入り辛い感じだった。無事入れたお店でpiz

          イタリアあるいはクリスマスカラーのコンサートホール アメリカ・オーケストラ漫遊(11) Cleveland, OH

          シーフードとおしゃれな街並み アメリカ・オーケストラ漫遊(10) Boston, MA

           前日のNY Philに続き、鉄道で4時間半、Boston South Stationに到着した。South Stationから海側に歩いていけば、ボストン茶会事件の船を再現した博物館があったり、歩いて行ける範囲でボストンの歴史的な名所を巡ることができる。  マサチューセッツ州議会議事堂の前に広がる大きな公園、ボストンコモンは市民の憩いの場になっていた。  その先、西に向かうとブランド店が軒を連ねるBack Bay地区に至り、通り抜けた先にあるSymphony Hallやボ

          シーフードとおしゃれな街並み アメリカ・オーケストラ漫遊(10) Boston, MA