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料理も子は親を真似る

「何でだか分からないけど、
食べ終わるとお腹一杯になる」

実家に帰った時に、
いつもそう感じていた。

ご飯の量が多い訳でも、
おかずの数が多い訳でもない。

なぜだか、
そこには満腹感があるのだ。

こないだ、家に両親が寄った時に、
おかずを置いていった。

母の手作りポテトサラダだ。

少々塩気があり、
時間が経つと水分が少しばかり
にじみ出てくる。

もう少し塩加減や、
水切りしたらいいのに
と思っていても、
なんだかんだで
食べきってしまっている。

ポテトの他には、
きゅうり、ハム、
リンゴが入っている。

子どもの頃から
具材は変わっていない。

たまに料理番組の影響で
ハムの種類が変わることもあるが、
その内に元に戻っている。

すぐ影響されるんだ、と
内心笑っていたら、
実はわたしも影響されていた。

家でポテトサラダを作るときは、
母と同じ具材を使っている。

ポテトは潰すし、
きゅうりは輪切り、
ハムは母が使っているのと
同じ食品会社のを使い、
リンゴの切る大きさも一緒だ。

1つだけ違うとしたら、
きゅうりを塩もみするときは、
水分が切れるまで念入りにしぼる。

でも大元はだいたい同じ。
料理も親に似るんだろうな。

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