見出し画像

J-JUN『J-JUN LIVE TOUR 2023 with Love Covers』武蔵の森初日ライブレビューと歌声の可能性

9月30日に幕を開けた『J-JUN LIVE TOUR 2023 with Love Covers』の初日を武蔵の森総合スポーツプラザで拝見してきました。
私は、可能な限り、ツアーの初日を拝見します。なぜなら、初日にそのアーティストがどれぐらい準備をしてきたかがわかるからです。
今回、ダンスナンバーも無く、MCも極力少ない中で、多くの歌を聴かせて頂きました。
歌に集中する、という点では、構成も含めて、非常に良かったと思います。ですが、その反面で、歌一本で勝負するという、全く誤魔化しの効かないステージであることも確かなことだと思います。
ライブ時間も2時間半越えという時間で、ジェジュンの話すように、ほとんどのアーティストが2時間程度のライブを組んでいることからも、これぐらいのライブ時間が一般客を呼べる限度ではないかと感じます。
日本活動に復帰出来ていない時は、3時間超えが当たり前でしたが、それは、次はいつ開催できるかわからない、という不安定な要素の中での開催であり、ファン以外はライブを観に来る人が少ないという状況での開催でした。しかし、現在は、毎年、必ずツアーを行う、行える、という状況の中で、ファン以外の一般客も参加する要素があるライブという面を考えてみれば、2時間から2時間半ぐらいがちょうどなのではないかと感じます。
一般客、即ち、「ちょっと興味があるから、一度聴きに行ってみようかな」という観客をどれぐらい取り込めるかということが、新しいファン層の開拓には必要であり、その為に、各メディアやバラエティ番組などに出演するということが大事になってくるのです。
彼の場合は、歌手というよりは、バラエティ番組への露出によって、多くの視聴者に知られていますから、そういう人達の中から、「一回、聴きにいってみようか」という人が現れる可能性は高く、ファンだけを対象にしたライブにしないということは、大変重要なことと感じます。
そういう意味で、今回のカバー曲メインのセトリと2時間半程度のライブは、非常に適切な構成だったと言えるでしょう。
ただ、初日の多くの曲に私は違和感を覚えました。その違和感は何だったのか、ということと、そこから視えてくるジェジュンという歌手の歌声の可能性について、記事にしました。
無料部分はありませんので、読みたい人は購入をして下さい。
また、この記事には、声の鑑定家としての専門知識を使って、現在のジェジュンへの提案を専門家として書いている部分がありますので、それなりの価格に設定しています。


ライブ初日という緊迫感

ここから先は

8,346字

¥ 1,100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?