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日記 世界堂通販で買った道具


おじさんだよー。

なかなか世界堂までいく機会もなく、ついに初の通販を利用しました。
買った道具をざっくり紹介していくよ。


まずみんな大好きジェッソ。炭酸カルシウムで出来た白い下地剤です。
油絵だろうがアクリルだろうが、木だろうがプラスチックだろうが、マットな下地が欲しいときはこいつを塗れば一発です。
乾くと石膏のような質感になるので、そのまま下地の質感を活かしてザラザラのまま使ってもいいし、ヤスリをかけて二重、三重と整えてもすごく描きやすい画面になります。

これはまだ一層目。ここからジェッソ塗りとやすりがけを繰り返していくよ。

今、かわいい観葉植物の鉢植えに自分でペイントしようと目論んでいるのですが、100均の金属の鉢植えにジェッソを塗るとこんな感じ。

キャンバスに描く時も、ジェッソを塗ると塗らないとでは絵の具の食い付き方が全然違うし、あと「下地から拘った」という思い入れがあるのはやっぱり良いものです。
まあお馴染みの画材だから、今更感はあるけれど、よかったらお試しください。

次は、ウルトラバーニッシュとスプレータイプのタブロー。
ウルトラバーニッシュはアクリル絵の具の保護剤、タブローは油画の保護剤です。
どちらも塗ると、ガラスみたいなつやつやした膜になり、絵の具を守ってくれます。

ウルトラバーニッシュを塗ったアクリル画。
ツヤツヤ感、伝わるかな。
ジェル状のタイプなので乾くまで時間はかかるけれど、これで乾いたら仕上げは終了です。


一方、スプレータイプのタブローを塗った油画。こっちは一層スプレーしたくらいでは、まだ全然ツヤツヤが出てこないですね。
説明書きにも「複数回繰り返し吹き付けてつやを調節してください」と書いてあります。
ハケが汚れないし乾くのも早いけれど、繰り返し吹くのとどっちが手間か…と考えるとどっこいどっこいですね。

タブローもウルトラバーニッシュも、それぞれ通常の液体タイプとスプレータイプが存在しますし、艶があるタイプと艶消しタイプ、更にはものすごく艶が出るタイプがあったり…とさまざま。

仕上げのニスを塗らないまま完成させてしまう人はかなり居ますし、おじさんもかつてはそうだったのですが。
油絵、ひいては絵画の原義である「美を後世へ保存する」ためには不可欠の工程でありますし。
何より、仕上げの保護剤を塗ると「これで終わり」と、自分の中で絵画への未練を断ち切ることができるんですよね。
ある種、完成の為の儀式のような気持ちで、おじさんはこれらの保護剤を使っています。

以上です。
仕上げ剤を買ったのにキャンバスを切らし、ああ結局世界堂に行かないと…と今はウンザリしていますが。
引き続き頑張っていこうね。よろしくお願いします。
おじさんでした。

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