見出し画像

「令和時代の個人サイトの作り方」という同人誌を作りました

ひさしぶり(3年ぶり)に同人誌を作りました。
このnoteは執筆にあたっての経緯やこだわりポイント等、長めのまえがき+あとがき的な文章です。


本について

本の概要は以下のpostをご覧ください。

執筆のきっかけ

  • X(旧Twitter)もPixivもここしばらくきなくさい

  • 特定のSNSをメインで使うことで「そのSNSの運営方針に賛同している」と見られるのも嫌だな……という気持ち

  • アカウントが突然使えなくなったときに色々とても面倒だな……

という点から、自分の個人サイトをひさしぶりに作ろうと思ったのですが、現代のウェブ制作は結構めんどくさい。
個人サイトなので、あまり手間暇かけず、コストもかけずに運営する設計を考えたところ、こういう人は他にも居そうだな、じゃあノウハウまとめるか……と思ったのが本を作ろうと思ったきっかけです。

あと技術書典(11/12)とAdobeMAX(11/16)の日程が近くて、これならまとめて遠征行けるじゃん!ひさしぶりに都会行きたいから参加しよ!ネタは作りたかったこのネタで行くか~、というのが実際に重い腰をあげた動機です。

本のコンセプト

「昔作っていて今は作っていない」もしくは「昔の知識のままあまりアップデートできずにそのままやっている」という層をターゲットにまとめることにしました。
1~2年で技術トレンドがめまぐるしく変わるウェブ業界なので、10年~のブランクとなると相当なギャップがあります。
なのでコードをどう書く、のような内容ではなく、「ギャップを埋める」ということに焦点を充てることにしました。

こだわり

本文は必ずフルカラーにしようと決めていました。本文が白黒で文字だけの本、その時点で「読むのに体力がいるな……」という心構えが必要になるので……(ただし印刷代はとても高い……)。

  • ソースコードは載せない

  • 難しい専門用語をあまり多用しない(注釈があっても難しく感じてしまう)

  • 今使える実践的な情報を押さえながらも、ハードルの高い方法については省く

という点にこだわって書きました。

自分の脳内FAQ

Q. HTML手書きの章、BootstrapとかTailwindとかフレームワークの話は?
A. 本の頭の方でいきなり「フレームワーク」とか聞き慣れない単語が出てきたらその時点でハードル高くなりそうだし本筋から外れるからカット

Q.「GitHub pages使えばいいじゃん」「s3で良くね」
A. それができる人にはこんな本読む必要ない!!!はやくもっと専門的な本を読んで!!!

キャッチコピー

本を書くときにはいつもわかりやすいキャッチコピーを決めてから書いています。キャッチコピーがあることでターゲットを明確にする他、本のコンセプトに芯を通して、内容を散らかさずまとめやすくなります。

過去に出した1冊は「10分で表紙を作りたい!という入稿日のあなたへ」というキャッチコピーでした。

今回は「あの時代、ジオシティーズにFFFTPでHTMLをアップロードしていたあなたへ。」というキャッチコピーです。
当時メジャーな手法だったので、実際にやっていた方にはリアルに実感できるのではないかなという点で決めました。

「刺さった」と言ってくれる方が多くてうれしいです。

原稿RTA

常にオーバーワーク気味なので案の定なかなか原稿の時間が取れず、実際に執筆に取り掛かれたのは割増ギリギリ入稿日の5日前。
約34時間の突貫作業でなんとか入稿締め切りの2時間前に入稿しました。
無事に間に合ってよかったです。グラフィックさんいつもお世話になっております……

購入方法

2023/11/11~11/26までの間は技術書典オンラインマーケットで購入できます。
※期間を過ぎた後も電子版のみ購入可能です。
https://techbookfest.org/organization/5757260710019072

オフラインイベントで購入したい方は2023/11/23の「COMIC CITY SPARK 18」にて頒布します。
●東1ホール/サ14b「suama works」

2023/11/23以降はBOOTHにて購入できます(物理本・電子版の両方)。

どこで買っても良い方は、BOOTHの電子版 or 電子+物理セットで買うのが一番作者にお金が入るのでオススメです。

読んだ方へ

目次ページに記載のサポートサイト内にアンケートがあります。
次作の参考にするのでもしよろしければご回答いただけたらうれしいです。

2023/12/17:購入方法を更新しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?