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階下から聴こえるギターの音色⑦風通し

弥生、3月。年度末がきた。
2月は3度も風邪をひき
熱を出したり寝込んだり。
こんなことは生まれて初めてだった。
そんな不調の前後では、
ふたりの子どもがそれぞれ風邪をひいたりで
気がつけば本当にずいぶん久しぶりの
ふだんどおりの月曜を迎えている。
(3/4(月)朝に執筆してます)
このまま健やかな日常を
つつがなく過ごせたらいいなあと
つくづく思ってしまう今日。


2週に一度のエッセイ更新も今回7話目
さて、と今、書こうとしていて
頭に何も浮かんでこない。
なんだかめずらしい静けさだ。

考えてみたら昨年末から
わたしはすごく書いてきた。
それはこのnoteに限らずで、
原稿をだいぶ動かした。
久々にコンクール応募もあって
確かこの期間に3作品。
新しい企画の相談も数本。
現段でまだ自主制作の企画も幾つか見ている。

こんなふうに書きまくったこと、
この人生でかつてあったかな。
と一時、思ったくらいだったからだいぶだ。

それでも今、これだけ空っぽで
次に書くことがノープランなのは
たぶんけっこういいことに思う。

実際には、書こうと思っている題材の
メモはいくつか手元にあるのだが
気もちがそれに乗らない。
それを大事にしたい。

ところで、書きまくって、
動きまくって、
尚も巣籠していた感じがするのは
なんだかふしぎなもんだあなあ。

最近、本も3冊読み終えている。
一冊は、壮大なファンタジーだった。

本を読むということや
文を書くということは
籠りひとり内側ですることがメインで
心もだいぶ動かされるけど
じいっと身体がとどまっているって
なんだかやっぱりちょっとふしぎ。
ちぐはぐともいえるような。

だからこそ、その場を整えたり
身体そのものを整えておくことは
すごく大事なのかもしれない。

風通しよくして
一度だって所有などしたことのない
「言葉」というものを
誰かから預けられたり
誰かに向けて放ったり。

内藤千鶴さんの作品・土守りを
お迎えした。
「見通し」という題が
作品にはつけられていたはず。


書斎の壁に飾りました。大麻の白が清々しい

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