『ビーズのおともだち』のこと

嬉しいお知らせです。
2022年春、新しい絵本『ビーズのおともだち』が出ます!
この度、先行予約の受付が始まったのでお知らせします。

画像1


こちらの公式ホームページでは試し読みの他、
この絵本ができるまでのあれこれをご覧いただけます。
ぜひぜひご覧いただいて応援していただけるとうれしい!
宜しくお願いします。


絵本作者のおおにしわかちゃんは現在12才。
4才の時に小児がんを患い、手術や入退院を繰り返す日々ながら
NHK「パプリカ」Foorin楽団の一員として活動したときには
そのかわいいスマイルで多くの人にパワーをあげた女の子。
あ、知ってる! という方もきっと、いらっしゃいますよね。

歌やダンス、絵を描くことおはなしを考えることも好きで
「絵本作家になりたい!」という夢を持ち
今まさにこの『ビーズのおともだち』で
叶えてしまおうというのですから
彼女の発するパワー、それだけでも充分伝わるのではと思います。

わたし大川久乃は、この絵本作りの
文章担当として一緒に制作にしました。
出逢いから、メッセージまでの
episode1_大川久乃」もよかったらご覧ください。

"わたしはこの絵本を、
今まで助けてくれたみんなに届けたいです。"

これはわかちゃんのメッセージですが
今この瞬間、わたしもまったく同じ気持ち。

妖精が好きで
可愛くて小さなものの世界に憧れて
そんなものを詰め込んだ絵本を作る作家になりたいと夢見たわたしは
わかちゃんと、同志です。

画像2

絵本のなかに、こんなシーンがあります↑
これについても上記リンクの制作秘話で語っていますが
そちらでは触れなれなかったことについてひとつ。

はじめてわかちゃんと会った夏の終わり、
わたしの絵本をいくつかプレゼントしたのですが
なかでもtuck chick  bornは”わたしのはじめての本なんだ”
と伝えて渡しました。
わかちゃんにとっての「はじめての本」も
必ずかたちにしようねという気持ちで。

わかちゃんもわかちゃんのお母さんも気に入ってくださって
特に最後に載せた作品「hitotsu hitotsu」を大好きだと
教えてくださいました。
そして、「キラちゃんは大川さん」と言って
キラちゃんの言葉として大川さんのメッセージを入れてほしいと
そしてできたら「hitotsu hitotsu」のようなイメージでと
リクエストいただきました。

詩画集『tuck chick born』は、ギャラリーでの展示作品が
集まって散りばめられた絵本ですが
実はこの「hitotsu hitotsu」だけは、書き下ろし。
数年間の展示の活動は楽しくてしょうがなかったけど、
出版のご縁も巡って、最高!って感じだったけど、
それだけじゃないことがプライベートではあって、
そのときの「とほうにくれて」でも希望を捨てない・・・
という地点から書いたこと覚えています。
相方ええこも、絵本のために描き直したのだったよね。

画像3



以前の自分だったらイミもなく親近感を感じられていた夜空に
どれが自分のかけら? と迷子の気分。
でも、広大な宇宙時間は、砂時計みたいに
雨になったり流れ星になったりしてわたしにつもっていくんだ…
みたいなことを綴ってます。

その頃の自分の「わからなくなっちゃった」感じはよく覚えてて
そこから色々なことがあって、様々な出会いあって、
今回、わかちゃんのおかげで
わたしはこの「hitotsu hitotsu」に呼応するような
アンサーソングみたいなものを書けたように感じています。

それを、ええこや、昔っからのわたしを知ってくれている
人たちにも捧げたい。
そして、未来に向けて、宇宙にオーイ!ってするみたいにして
捧げます。
みんなと一緒にね。今、ここから。

みんなで作った
わかちゃんの絵本!
わたしたちの絵本!
応援どうぞよろしくお願いします。

絵本『ビーズのおともだち』先行予約はじまります。
2021年オリンピックの開会式の日にスタートした絵本プロジェクト。
▼絵本『ビーズのおともだち』試し読みのできる公式サイトはこちらから
https://nijinoehonya.studio.site/beads
▼お届け日
・2022年2月下旬以降から順次発送
▼概要
小児がんの治療中のおおにしわかちゃんが、入院生活でかわいい妖精たちとおともだちになるお話を作りました。絵本作家の大川久乃さん、のだかおりさん、アートディレクターの髙橋まりなさんと一緒に、絵本に仕上げました。わかちゃんのアイデアやこだわりが絵本の中に詰まっています。子どもと大人の本気が形になった、スペシャルな絵本です。
絵本の売上の一部は、小児がん・小児難病の治療や研究のために寄付されます。
▼わかちゃんからのMessage
"わたしはこの絵本を、
今まで助けてくれたみんなに届けたいです。"
わたしは5才ではじめての手術をしました。その時、助けてもらった命を大切にしていくことを約束しました。それからも、何度もいろいろな場面で、たくさんの人に助けてもらって大きくなれました。 「夢をかなえながら、がんばれてるよ。ありがとう」と伝えたいです。読んでくれたみんなが、笑顔になってくれたらいいなと思います。
2022年1月11日 おおにしわかより
<絵本『#ビーズのおともだち 』の情報>
作:#おおにしわか 
文:#大川久乃 
絵:#のだかおり 
アートディレクション:#髙橋まりな 
編集:#いしいあや 
出版:#ニジノ絵本屋 
刊行日:2022年4月8日
ISBN:978-4-908683-31-2
ページ:32P
サイズ:四六版188mm×128mm/上製本
作者プロフィール
▶︎おおにしわか(作)
2010年4月生まれ。4歳の時に小児がんを患う。初めて入院した病院で認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズのビーズ・オブ・カレッジに出会う。10歳の時にNHK「パプリカ」のFoorin楽団の一員として活動。
https://youtu.be/DaZTm0SB8xo
https://www.nhk.or.jp/school/sonota/paprika/

わたしの創作活動をサポートしてくださる方がありましたらぜひよろしくおねがいいたします。励みとし、精進します。