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スノウドロップの詩

わたしの住む街にある、大好きなカフェ「スノウドロップ
その二周年のお祝いに紡いだ詩です。

「スノウドロップの詩」

じぶんに いろの ない ゆきは
さきみだれる はなばなに 
あなたの いろを わけてほしいと おねがいして まわった

どのはなも それを ことわる そんななか
スノウドロップという はなだけは 
ゆきに いろを わけあたえたそうな

なけなしの しろ

ゆきの しずくの しろいろは
こころやさしき スノウドロップが 
こうべを たれて ひそやかに
そっと くれた おくりもの

ゆきの ふった よくあさは
まちの ぜんぶが ふんわりと 
あたたかいのは そんなせい
ゆきが もらった やさしさが 
まちに ふるふる そんなせい

詩 大川久乃

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