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Thank You Note (ありがとう)ノート

こんにちは、辻村です。今回は、積極的に「ありがとう」と言っていこうというお話です。みなさんは、 Thank you note と言うものをご存知でしょうか?少しだけ自分が外資系で勤めていく中での工夫みたいなものも書いています。

ありがとうは照れくさい?

ずいぶんと前に渡米したときに、一つ驚いたことがあります。ひとくちにアメリカと言っても広いので、地域によって異なるかもしれません。それはスーパーに行ったときなのです。レジ係が、なぜかお客さんがお金を払ったときに、どのお客さんにも同じように挨拶をしているのです。

レジ係:Have a nice day! (良い一日を!)
お客さん: Thanks.  You too! (ありがとう、あなたもね!)

私の翻訳のつたなさはともかく、個人的には、日本では、スーパーやコンビニで顔見知りでもないのに「ありがとう」とか「また今度」と言っている人を見たことがありません。日本でも「毎度あり!」と言われて手を挙げて挨拶する人だっているので、その程度のことかもしれません。

私は、この一件があってから、Thank you. を言う言葉がどんなときに使われるか気になっていました。すると本当に Thank you を口癖のように言う感じがするのです。うまくいかなかったときにすら、"Thank you for trying."(頑張ってくれてありがとう)と言ってくださるお客様もいました。

「日本人」と大きな主語でくくるのは危険かもしれませんが、日本人は感謝の気持ちを伝えるのがなんとなく照れくさいのかもしれません。特に親しくない人には伝えない気がします。私が観測した範囲のアメリカ人は、もっと気軽に感謝を伝えている気がしたのです。

Thank You Note というのもの

みなさんは ”Thank you note” というものをご存知ですか?感謝の気持ちを伝える、短い文章のことです。日本語でも「感謝の手紙」とか「感謝状」とかがありますがちょっと大げさな感じがしますよね? Thank you note はそこまでおおげさではなく、もう少し気軽に「ありがとう」と気持ちを伝えるものです。「仕事を手伝ってもらえて助かったと」いうものからはじまって、「本来自分の仕事ではないのに頑張ってくれた」、「素晴らしい働きをしてくれた」など、内容は色々です。

ありがとう

こう言われて悪い気がする人はいないはずです。そんな気持ちを素直に表現して書く短い文章だと思ってもらえれば良いです。贈る相手は本人が一番多いでしょうが、私は特によくしてもらった時には本人には贈りません。

管理職はいい話に飢えている

洋の東西を問わず、管理職というのは日常業務がいつも通りいかないときに相談され、そのほとんどは悪い話です。チームはうまく回ってあたりまえ、さらに上の上司から怒られることはあっても、なかなか褒められることはありません。誤解を恐れずに言えば、世の管理職は「いい話に飢えている」のです。

特によくしてもらったときは、私は、本人の上司にあてて「○○さんに××の件でよくしてもらった件」のようなタイトルでメールをだします。こうすれば、よくしてもらった人のことを相手の上司は認識してくれますし、相手の上司も自分のチームのメンバーがよくやっていることを知るのは嬉しいニュースです。

贈った先の上司の反応は様々ですが、以下のようなメール(意訳)をもらいました。

時差が大きいにもかかわらず、うまく共同作業ができていると聞いて嬉しく思う。本人にはよく伝えておく。
忙しいにもかかわらず、わざわざ(Thank you noteを)書いてくれる時間を取ってくれて感謝する。

このように書くと狙って書いているように思われそうですが、私は感謝が下手な日本人なので、狙えるほどこういうメールは書きません。個人的な経験を言えば、だれも嫌がる人はいないので、どんどん書いてあげれば良いのではと思います。

Thank You Note、あなたの身近な同僚に書いてみませんか?

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