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3皿目:代打の代打でも・・・@モモ・ハウス 三河島

向島百花園

 向島百花園と聞いてピンとくる人は結構植物、庭園好きな方であろう。
東京都の墨田区ににひっそりたたずむ都立庭園である。墨田区の一角にこぢんまりとした庭園があることを最近まで知らなかったが、落ち着いた雰囲気が気に入いり、季節の変わり目ごとに訪れている。

都会のオアシスの入り口

 前回訪問したのは真冬のオフシーズンで少々寂しかった。今回は、まだまだ咲いている草花は少ないものの、初夏と思える陽気もあり、緑を楽しむことができた。

園内は草花でいっぱいだ
スカイツリーも見えます

 そういえば、先日、Twitterでダルバートがおいしそうな三河島のお店を見つけた。こんな良い日はダルバートの新規開拓しよう、「そうだ、ダルバートを食べよう、三河島で」。

三河島初訪問

 東京の三河島。私はJR三河島駅という駅があることくらいしか知らない。東京近辺に住み始めて30年になるが、今回初めて三河島を訪れた、全く縁のない土地である。
 今回三河島まで来た理由は「ダルバートを食べるため」である。こんな理由でもなければおそらく足を踏み入れることはなかっただろう、ダルバートがつないだ奇妙な縁である。

JR三河島駅、ごくごく普通のJRの駅だ

代打の代打

 実は、Twitterで知ったお店はGWのせいであろう、臨時休業。第2候補のお店も、お昼時になっても看板が「準備中」のまま。。。
 朝からいい加減歩き疲れたので、駅近のお店でいいやとググったところ、でてきたのが今回訪れた「モモハウス&バー」。野球に例えるなら「代打の代打」だ、思わぬ形で入店の運びとなった。

JR三河島駅から徒歩数分

いざ、入店

 入店すると、早い時間でお役さんは誰もいない。ご主人に促され好きな席に座る。
このお店はおそらくスナックを居抜き物件なのであろう、椅子を見ればなんとなく想像できる。そしてなるほど「&バー」だけに店内にお酒(ウイスキー、焼酎)のボトルがキッチリ並べられている。夜は居酒屋使いのお客さんが多いのだろう。

まるい椅子は、前のお店でおねいさんが座っていた椅子だと思う

 セットメニューからAセット(500円)をオーダー。一番安いセットなのにチキンかマトンを選べるのは驚きだ(一番安いセットはチキン一択の店が多い)。暑かったのでラッシーを別オーダー(100円)。

500円(!)ダルバート、ソフトドリンク+100円は安い

 それにしても安い。「500円ダルバート」は値上がりして、今は600円以上がほとんどなのに500円を維持するのは大変だろうと思う。またソフトドリンク100円も安すぎないか。

いざ、実食

お椀につがれたダルスープが目を引く

 チキンカレー、ダルスープ、大根アチャール、生野菜とシンプルな構成だが、目を引くのがダルスープ。味噌汁をいれる「お椀」で出てきたのは初めての経験だ。ダルスープはほんのりスパイシーで今まで味わったことのないタイプ、しかもお椀いっぱいで量が多い。チキンカレーは若干辛口、骨付き鶏肉がゴロゴロで食べ応えがある、一緒に煮込まれている大根が良いアクセントなって美味。大根アチャールは普通。
 ご飯の量が多いが、ダルスープ、チキンカレーの量もそれに負けないくらい多く、おなか一杯になって完食。ラッシーはグラスなみなみ注がれていている、冷たくておいしい。

代打の代打でも十分満足

 大昔、夜は居酒屋、昼は片手間にランチを出しているスナックに、職場の先輩と連れ立って何度かランチを食べに行ったことがある。場末のスナックに似合わないふかふかのソファに座って、職場の先輩とランチのから揚げ定食を食べながら上司の悪口で盛り上がったのは良い思い出だ。ダルバートを食べながら、そんな昔のことを思い出していた。
 
 今回、目指したお店に振られてエイやと飛び込んだが、新大久保界隈とはまた違ったダルバートで大変満足した。また、スナックの香りを残す内装は、昔の記憶を呼び起こすオマケまでついた。

 帰り道、尾竹橋通りを歩いていたら、インド・ネパール料理店をいくつか見つけた。三河島、これからも何度か訪問することになるだろう。

 本日の私の人生初の三河島訪問、ダルバート新規開拓は大成功、代打の代打がクリーンヒットを打ったようなものだ、ありがとう。





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