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教育事業におけるメディアの役割とは?

昨日のnoteは暴言で終わってしまったので、私自身が考える"教育事業における"メディアの役割についてお話ししたいと思います。

大原則:子どものため、保護者のため

大原則として先に謡っておかなければならないのが、
・子どものためになるか?
・保護者のためになるか?
という、双方の視点です。

この視点がなければ、素晴らしいライターやYoutuberを抱えてメディア事業をやったところで、子どもや保護者にとって有益にはなりえません。

特に、
・子どもの興味が失われるようなコンテンツを作っていないか?
・子どもの教育上問題となるコンテンツを発信していないか?
・保護者に過度におもねり、子どもにとって有益にならないコンテンツを発信していないか?

といった視点で、注意深くバランスを保ちながらメディア作りをしていく必要があると思います。

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再確認:何のためのメディアなのか?

ところで、メディア、メディア、メディアと連呼していますが、メディアとは一体何でしょうか?直訳すると媒体ですが、現代社会におけるメディアは、発信者と受信者の情報共有体と位置付けることができます。

平たく言えば、「情報を得たい側」と「情報を発信したい側」を結びつけるのがメディアの役割になります。

わかりやすいのが、新聞やTVといったオールドメディアですね。
従来の教育関連新聞もその役割を担ってきました。

ところが、インターネットの発達によって情報量が格段に増え、情報の選択が非常に難しくなってきました。子ども関連事業も例外ではなく、様々な子ども向けや保護者向けメディアが乱立しています。

ただし、先日お伝えした通り、子ども関連事業への参入で難しいのが、

・他の業界と異なり、ステークホルダーが2つある(お子様、保護者)
・保護者とお子様、両面をサポートする必要がある
・保護者とお子様で、意思が異なることがある(特に進学先)
・生徒はもちろん講師のマネジメントも重要

という点にあります。つまり、

「子どものため」のメディアなのか?
「保護者のため」のメディアなのか?
はたまた、「子ども」「保護者」両方のためのメディアなのか?

…といった形で、「誰のために何を情報発信するか?」の組み立てが難しいのが、子ども関連メディアとも言えます。

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事例:子どもにとって良いメディア

我々子ども事業・教育事業にとって、有益だなと思ったメディアの例を挙げますと、

・帰国便利帳
・マナビコ
・KIDSNA

は、比較的良いメディアと思いました。

これらのメディアは、原則保護者をターゲットにしつつも、子ども自身も興味がわくようなコンテンツを発信しています。

また、情報量が豊富なので、保護者の方はゆっくり情報を吟味して自分の子どもに何を提供するかを考えることもできます。

逆に、情報量が多すぎて、選択肢に困ってしまうこともあると思いますので、メディア内に選択をサポートする仕組みがあるといいかもしれません。

教育事業におけるメディアの役割

最後に、子ども事業・教育事業におけるメディアの役割を再確認すると、

子どもの将来にとって有益な情報を発信する媒体であること

だと思っています。

最近では、「子供向けプログラミング」の情報も増えてきましたが、現役エンジニアからすると、正直なところ「子どもにとって有益な情報なのか?」と思ってしまうことが多いです。

従って、「ただ情報を共有する」だけでなく、情報を得た家族や子どもたちが将来プラスになるような情報を選んで発信する工夫が、教育関連や子ども関連メディアには必要だと思っています。

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