見出し画像

評価どうする?

評価どうする?  5月20日にオンライン講座

私は、近著『国語を楽しく』(https://amzn.to/3XSzSc9)の第2章「学習と評価」で、評価のあり方を論じました。

私は、優劣や順位を付ける評価は、入学試験には必要だが、日常の学習指導には必要ないと考えています。入学試験においても、優劣や順位を付けて合否判定をするけれど、公表するのは合否だけでよいと考えています。

自動車運転や医療などの資格試験は、社会にとって必要不可欠だと考えていますが、その試験の判定結果は、優劣や順位ではなく、合否だけ示せばよいと考えています。

しかし、日常の学習指導においては、合否を判定する必要はなく、優劣や順位を示す必要もないと考えています。ましてや、学力の優劣や順位を記録して残す指導要録も必要ないと考えています。が、進学のための調査書等の資料を作成する際には、説明できる評定を示さざるを得ないので、そのための公正な根拠は必要になると考えています。

学習を助けるべき教師がすべき評価は、学習支援のあり方を最適化するためにおこなう学習者理解としての評価であると考えています。

学習者にとって最も大切で役立つ評価は、自らの学習活動を、活動目的に照らして評価する省察的自己評価であると考えています。

そのことについて書いたのが、私の近著『国語を楽しく』(https://amzn.to/3XSzSc9)の第2章「学習と評価」です。

5月20日に、「学校・教育UPDATE Group」主催のオンライン講座で、評価の在り方について話します。演題は「評価どうする? 成績評価・学習者理解・省察的評価」です。参加申込は、次のURLから参加申込フォームを送信してください。https://forms.gle/jyDmYciGes9Hici1A


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?