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BCリーグを応援しよう!(埼玉武蔵の場合)

間もなく野球的お正月(2/1キャンプイン)を迎えるこの頃、元NPB選手の去就が続々と発表されています。
埼玉武蔵ヒートベアーズにも、ルシアノ・フェルナンド、佐藤由規という元楽天(&元ヤクルト)の選手入団が発表されました!やんややんや。

埼玉武蔵という埼玉がホームグラウンドの球団。戸田で過ごした時間も長い由規にとっては、馴染みやすいのではないでしょうか。
ヤクルトファンや楽天ファンも訪れやすいのでは?と思いますが、何分NPBとはだいぶ勝手が違うので、どう応援したら…どこへ行ったらいいか分からない、という方も多いかと思います。
なので、指南とかガイドとかいうと大げさですが、一緒に埼玉武蔵を応援しよう!おいでよ!という気持ちであれこれ書いてみようと思います。

BCリーグってどんなとこ?

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ルートインBCリーグは、北信越リーグから始まったプロ野球独立リーグです。現在加盟しているのは、東地区(栃木、茨城、埼玉、神奈川)、中地区(福島、群馬、新潟、長野)、西地区(富山、石川、福井、滋賀)の三地区12球団です。去年はコロナ禍で移動を避けるため、埼玉の相手は60試合中40試合が神奈川になりました(雨の振替が出来ず最終的には59試合。そして神奈川はBCリーグチャンピオンに…)。
ホーム球場は一定していない球団がほとんどで、県内何か所かの球場で試合を行います。埼玉は熊谷、鴻巣、上尾あたりが多いです。試合は土日中心平日少しでNPBより少なく、期間は本来4月~10月くらい(公式戦+プレーオフ)。オープン戦や地区交流戦、NPB球団との交流戦もあります(巨人3軍とか)。

まずは公式サイトから

まずは埼玉武蔵ヒートベアーズの公式サイトをチェックしてみましょう。最近リニューアルされて綺麗です。ですが、コロナ禍の中(でなくても)、スケジュールの出るのが遅かったり、予定通りでないこともよくあります。最新情報は公式Twitterをチェックしていてください。
埼玉武蔵にはBCリーグ初の「選手会」が存在します。コロナ禍の前には試合時に選手会ブースがあり、選手が写真くじを売ったりグッズを売ったりしていました。収益は選手のために使われます。選手の写真など発信もしてくれるのでTwitterインスタで選手会のアカウントをフォローしてみてください。
今は公式サイトに球場情報が全く載ってないんですが、そのうち出る…と思います多分。アクセスなど必要な情報なので載せないといけませんよね。
ファンクラブはネットで手続きできますし、グッズもネットで買えます。
BCリーグファンとしては、「貢げるだけ貢げ」が鉄則です。迷うなら入る。迷うなら買う。行けるだけ試合に行く。常にその1年が勝負だからです。

埼玉武蔵の魅力って

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埼玉武蔵ヒートベアーズ。いわゆる熱熊戦士。本拠地は熊谷で、熊がモチーフ。2015年にBCリーグに加盟しました。まだ経験したことのない「優勝」目指して頑張るチームです。
<監督>チームを率いるのは何と30歳の角晃多監督。元ロッテに在籍したNPB選手でもあり、自身も引退までベアーズでプレーしていた「ミスターベアーズ」です。若い監督の熱意が、チームの明るい空気を作っています。
<コーチ>ヘッドコーチは元楽天で投手として活躍した片山博視(内野手兼任)。怪我があって投手を断念したものの、打力を生かして野手復帰。現在は「鬼軍曹」「片山ボルケーノ」とも呼ばれ、他球団から(自球団からも少し)恐れられる存在となっています。昨年は私も記事を書きました(元楽天投手・片山博視の打者として「譲れないもの」)。
<応援>今はコロナ禍で思うように活動できませんが、武蔵の応援は日本一!と球団も監督も胸を張る。その活動の様子も記事にしたことがあります(戦力も資金も足りないけど……BC埼玉武蔵の「応援」がすごい)。
<チア>2019年まではハニービーズというチアがいましたが、コロナでいったん白紙になり、今年は「B Girls」というチアが公募され、結成しています。かなりレベルは高そう!

BCリーグを観戦するには

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<チケット>無観客か有観客かは球場のある自治体の判断です。昨年埼玉のホームゲームは7月以降有観客になりましたが、神奈川は中井、保土ヶ谷など無観客試合が最後までありました。
チケットは例年売り切れることはまずなかったのですが、コロナ禍では「事前登録」が必要になることがほとんど。球団によっては当日の登録不可の場合もありますので、事前にホームページから申し込みましょう。
席は一部を除いて自由席。各チームに応援団があり、声を出せないながらも太鼓や手拍子で応援をしています。横断幕なども出しているので、由規の横断幕もきっと…!(なければお金出して作ってもらおう)

<球場>ホーム&ビジターで時々遠征もありますが(NPBとの交流戦だとG球や鎌ヶ谷に行くことも)、埼玉なら
・熊谷さくら運動公園野球場
・鴻巣フラワースタジアム
・上尾市民球場
あたりが多いです。県営大宮の試合も年一くらいではあります。北本は「ベアーズスタジアム」と名がついてますが去年は一度も試合なし。僻地でやることもたまにあります。
NPBが使うような大きなところもありますが、小さくて設備は整っていない代わりに距離の近いところも多いです。選手が近いのは、独立リーグの大きな魅力。コロナ禍でファンサービスは禁じられていますが、選手の魅力は間近で味わえると思います。
ほぼすべての球場は車で行けます。駐車場に困ることはまずありません(神奈川の場合、近い駐車場がすぐ埋まったり駐車代が高かったりはある。埼玉は多分ない)

<球場グルメ>自動販売機くらいはどこでもありますが、食べ物は球場や球団によります。去年の武蔵はコロナ禍で一切フード販売をしませんでした。駅やコンビニから遠いところも多いので、あらかじめ買ってから球場入りが良いでしょう。今後の状況によって変わる可能性はありますが。いずれベアーズカフェを球場に出店という計画もあるので、そこは実現して欲しい!
神奈川ではお弁当を売っていますし、栃木の試合でよく使う小山球場は、キッチンカーが豊富で食べ物に困りません。

<暑さ対策>あ、基本的にデーゲームが多いですが、埼玉は暑いので、夏はナイトゲームが多いです。平日の試合はほぼ夜。屋根のないところも多いので、暑さと雨対策は万全に。

<ネット配信>昨年から武蔵のホームゲームは全部「応援.TV」で配信されています。対戦相手の東地区:神奈川、栃木、茨城もカバーされているので、地方の試合以外はほぼネットでも見られます。無料だし実況解説もついてるので、選手を覚えるにはとても役に立ちます。
しかもアーカイブがあるのでいつでも見られる!
何というサービス。現地に行けない時は、これを見るだけだって応援なのですよ。あとエンゲートもあるので、選手に投げ銭出来ます。

ファンクラブもリニューアル

昨年の特典はチケットやグッズ割引券が主でしたが、今年はランクが増え、色々と特典も工夫しています(まだ実行されていないので、アイディアが全部実行できるかは分からない。実現できなくても怒ってはいけない)。
ファンクラブ限定のイベントなどもあります。とりあえず入って損はないと思うし、ファンクラブ入会は今すぐでも出来る応援の第一歩です。

グッズ販売と「ベアーズカフェ」

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グッズは球場とネットで売っているほか、熊谷「おふろcafé bivouac」内の「ベアーズカフェ」で常時販売しています。ベアーズカフェはファンの集う場所にしたいと、親会社である温泉道場さんが作ってくれました。選手をイメージしたハンバーガーがあったり、選手が一日店長で来たりします。由くんが一日店長で来る日を待つ!(おふろcaféの入館料は必要ですが、コーヒーは飲み放題です)
武蔵は選手グッズも色々出してくれてました。背番号とネーム入りユニフォームキーホルダーやマフラータオル、シーズン後半には選手カード!去年は選手カードコンプリートして大いなる達成感を味わいました。
ガールズユニやシュシュなど女子向けグッズも出てきました(ガールズユニは結構男子にも人気があったりして)。
マスコットのエンビーグッズもあります。
シーズンが終わったら、選手の「幟」やユニフォームなどがオークションにかけられます。選手の利益になるので頑張りましょう。

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BCリーグの厳しさと楽しさ

BCリーグは環境的に厳しいところです。給料は月10万程度でシーズン中しか出ません。オフにはみんなバイトをします(元NPB選手はバイトをしないことが多いですが)。1年~数年やって辞めていく。NPBに指名されるのは、リーグ全体でもほんの何人か。26歳定年制はなくなりましたが、25歳くらいが「セカンドキャリアへ進む」目途となります。
厳しいけれども、「野球に集中できる」「元NPB選手や素晴らしい指導者に指導を受けられる」「高卒から1年でドラフト指名される可能性がある」という選手にとってのメリットもあります。
NPBにない良さを作ろうとする球団もたくさんあります。その地域でその地域の人たちと共に生き、野球をするプロ野球チームとして。

新しい人が来る。新しいことをやる球団が出る。決まり切ったやり方でずっとやってきたわけではないから、ドラマチックに変わる可能性があるのがBCリーグ。ファンも惰性で応援は出来ません。応援しなかったら球団がなくなるかもしれない。目を離したら好きな選手がいなくなってしまうかもしれない。積極的に沼にハマって応援しましょうよ。仲間はいます。
応援する実感は得られやすいと言えるでしょう。選手を、チームを、自分が支えているという実感がある。「うちのチーム」という感覚は強いです。

とにかく1年が濃い。NPBより短い期間ではあるけど、ドラマチックでドラスチック。
野球としてのレベルはまちまちだから、びっくりするほど良いこともあれば、びっくりするほどダメなこともあります。でもびっくりするほど成長する選手が見られる喜びは大きいです。
選手がNPBドラフトにかかれば滅茶苦茶嬉しいし、そうでなくてもチームに残って野球をしてくれる選手がとても大事に思える。チームが大事になってくる。応援して勝てた時の一体感。

ちょこっと見るだけだったら、良さは分からないだろうなぁ…
だからどうせなら、じっくり見てみてくださいね。

今から応援すれば、武蔵創設以来の悲願「初優勝」の夢を一緒に叶えられるんですよ~~!それが由くんとだったら最高ですよね。

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