4月13日。ドン・ブレイザー「シンキング・ベースボール」

ドン・ブレイザー(Don Blasingame, 1932年3月16日 - 2005年4月13日)は、アメリカ合衆国ミシシッピ州コリンス出身の元プロ野球選手・コーチ・監督。

セントルイス・カージナルス (1955 - 1959)、サンフランシスコ・ジャイアンツ (1960 - 1961)、シンシナティ・レッズ (1961 - 1963)、ワシントン・セネタース (1963 - 1966)、カンザスシティ・アスレチックス (1966)で活躍したオールスターにも出ている名選手。メジャーを引退後、35歳で日本プロ野球の南海ホークスに入団。素早い足の運びとグラブ捌き、正確な送球、勝負強いバッティング、絶妙の送りバントで魅了した。3年で引退し、南海野村監督のヘッドコーチに就任。野球は頭脳的なスポーツであるとするブレイザーの影響を受けた野村は「自分のID野球の源流はブレイザーにある」と常々語っている。

選手引退後は、広島・古葉監督の守備兼ヘッドコーチ、そして1979年には阪神監督に招聘されている。ブレイザーは一貫して、「シンキング・ベースボール(考える野球)」を展開した。阪神退団後は再び南海ホークス監督に就任。退団し、帰国後は南海の駐米スカウトを経て、セントルイス・カージナルスおよびフィラデルフィア・フィリーズのコーチを担当、フィリーズではアドバイザーも務めた。

こういった多彩で豊かな経歴をみると、選手として頭脳プレーで一流の働きをした以上に、日本プロ野球が根性路線から頭脳路線に切り替わった恩人であると言える。

野村、古葉以外にも、ブレイザーを大恩師とする広岡達郎、「なぜこうしたのか。その結果どうなったのか」よく考えるよう言われた江本孟紀など、その影響力は強い。IBMにはただ一言「THINK」という言葉が貼ってあるという。実質上の創立者であったトーマス・J・ワトソンが「考えることはあらゆる前進を生み出す源である」としたことから、THINKはIBMのモットーとなっている言葉である。スポーツも含め、どの分野でも「考える」ことが重要なのだ。THINK!

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久恒 啓一

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