11月20日。トルストイ 「最上の幸福は、一年の終わりにおいて、年頭における自己よりも、よりよくなったと感ずることである」
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(露:1828年9月9日〔ユリウス暦8月28日〕 - 1910年11月20日〔ユリウス暦11月7日〕)は、帝政ロシアの小説家、思想家である。フョードル・ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並んで19世紀ロシア文学を代表する文豪。英語では名はレオとされる。
文豪トルストイは34歳で結婚し13人の子供を設けた。その妻とは80歳を過ぎて不和になり家出をしている。健康には関心が高く、乗馬、テニスを好んだ。ピアノが上手であり、好きな作曲家はショパンだった。トルストイの日常生活を偲ぶことができる。本日は偉大なるトルストイの没した日。
「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などの世界的名作を書く。私有財産を否定し、非戦論・非暴力を信条とした。この文豪にしてもスランプで精神が不安定な状態も長く続いた。
トルストイは近代日本のインテリに人気が高い。歴史家・徳富蘇峰。文豪・徳富蘆花。布施辰治弁護士。高校生詩人・山田かまち。陶芸家の加藤唐九郎。武者小路実篤など白樺派の面々。岩波文化人を育てた岩波茂雄。文芸評論の小林秀雄。、、、、。私の知ってるだけでもこのような人たちが心酔している。
冒頭の言葉のように、確かに年頭と年末の自分を比べて、偽りなく相当の進歩があったと満足できることは、幸福感を誘う。その幸福感が薄皮を重ねるように毎年積み重なって幸福の深さを味わうことができるのだ。「真の文明人は、人生における自己の使命を、知っている人間のことである」とトルストイが言うように、使命感に裏付けられた幸福は最上のものだろう。
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