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経歴:京都大学卒業後、東証一部上場SaaS企業、大手コンサルを経て株式会社Legalscapeに入社(現在) 経験職種:ERPパッケージの導入コンサル、経営企画・IR、業務・ITコンサル 休日は河川敷での草アメフト、御朱印巡り、カフェで読書など ※気ままに好きなことを綴っています

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スタートアップ転職後の振り返り(Week2)-Legalscape

はじめに この記事の目的 ご覧いただきありがとうございます。 この記事は誰かに向けてというものというより、私がスタートアップ企業に転職し実際に中で働いてみて感じたことをなるべく素直に、そして自分の振り返りとして言語化してまとめておこうとするものです。 そのため、あくまで私という一個人/従業員としての目線で書き綴ったものですので、勤務先のLegalscapeの公式の投稿では全くございません。 もし、これからスタートアップに飛び込んでみようと機会を伺っている方の役に立てば嬉しい

    • 「食」の喜び

      はじめに読書をしていると、ふと色んなことに思いを巡らせ、思索にふける。 そう、読書は心の栄養であり、内省するための身近な手段なのだ。 タイトル『「食」の喜び』としたが、今回は幸福というものについて、本を読んだり、今の生活の中で感じたことを以下に記述する。 1.幸福とはヒトが幸せを感じる瞬間はそれぞれ多岐に渡るが、科学的に述べると「脳内に幸福物質が出た状態」とのことである。 幸福物質とはドーパミン、セロトニン、オキシトシンといったものだ。 読んだ本にはセロトニン的幸福→オキ

      • 販売管理の基礎知識

        販売業務の全体プロセス与信管理 得意先管理 受注管理 売上管理 請求管理 入金管理 債権管理 1.与信管理 新規に取引先が発生した場合はその信用調査を通して与信限度額を設定し、契約に際してその額を超えないように営業部門に注意を促す。また、継続取引先に対しては最新の財務情報等に基づき取引限度額や取引条件の見直しを継続的に行う。 与信管理の担当部署は会社により異なる。経理・総務の中に組み込まれている場合もある。 3.受注管理 引合・見積を行い、契約内容を確認し

        • IR・開示の基礎知識

          IRとは IRとは、証券の公正な価値評価を得るための戦略的な経営責務で、法定開示・適時開示・任意開示を通じてマーケットと双方的コミュニケーションを行う活動を指します 法定開示 金融商品取引法と会社法により義務付けられている情報開示 有価証券報告書、四半期報告書、有価証券届出書、内部統制報告書、臨時報告書、招集通知、等 ⇒EDINETへの掲載、財務省地方財務局への書類提出 適時開示 証券取引所規則と証券業協会規則により義務付けられている情報開示 決算短信、適時開示資料(

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          株式会社の機関と株主総会

           会社法に則り、上場と会社の機関設計について述べていきたい。  今回は、機関の超簡単なイメージと株主総会をメインに述べる。  株主総会は、ちょうど私も主担当者として色々駆けずり回ったので、実体験も交えていければと思う。 株式会社の機関 株式会社にも株主総会・取締役会・監査役などの機関が存在する。 株式会社の実際の運営は、この機関であるところの合議体や自然人が行うわけだ。  なお、機関設計については、それまでの会社規模による画一的な規制がなくなり、会社法では定款自治によるよ

          株式会社の機関と株主総会

          TOKYO PRO Marketの概要

          先日、C Channel社がTOKYO PRO Marketに上場申請したことが話題になった。 C Channel社は、元LINE社長の森川亮氏が2015年に創業し、動画メディアの雄として多額の資金調達を行ってきた。いわゆるExitとしての株式上場の形態としては珍しく注目された。 今回は、TOKYO PRO Marketの概要についてまとめたい。 やはり、東証1部/2部/マザーズに上場するだけが手段ではない、という前提のもと幅広く知識を蓄えることも大事だと思う。 はじめ

          TOKYO PRO Marketの概要

          上場の意義、メリット・デメリットとは?

          これまでnoteにて投稿してきた記事は、ERP周りの内容が中心であったが、ここから暫くの間、本来得意とするIPO周辺の話題について記載していきたい。 実際に東証一部上場企業で働くなかでの体験や経験も交えて書いていきたいので、お楽しみに。 「株式上場」および「上場準備」、「コーポレート・ガバナンス」といった領域は非常に幅広く、今回のIPOに関するシリーズは非常に長編となる可能性が高いので、「いいね!」やコメントなど応援いただけると幸いである。 記載の視点としては、やや上場

          上場の意義、メリット・デメリットとは?

          AIについて勉強したので書きました

          AIというワードは昨今、普通に耳にするようになったが、さて実際に正しく理解できているのか?という疑問があったので、調べて勉強してみた。 簡単にまとめるので、誰かの役に立つことを願う。 できることAIにできること、つまり、ディープラーニングの長所、と言えることは何だろうか。 ずばり、「連想」だと思う。 過去の経験則(データ)から、類似のパターンを引っ張り出し、「ひょっとして、こうじゃないですか?」と提示してくれる形だ。 ①データをたくさん読ませるだけなので、特徴を人間

          AIについて勉強したので書きました

          ERPとアナリティクス/AI

          経営インフラとしての統合ERPにおいて、情報資産であるデータの活用・BI分析は、昨今非常に注目されている。 データサイエンスの部署を設ける会社もあるほどだ。 ここでは、トレンドと技術的観点、そして実際に経営管理をしている私の意見も交えて述べてみたい。 IoTの概念IoTそのものが、私の中でも曖昧だったので調べてみた。その中でしっくりくるものがあったので記載する。 様々なモノがインターネットに接続され、その情報が活用されている状態であり、個別の技術要素ではない。 この前

          ERPとアナリティクス/AI

          クラウドの「柔軟なスケーラビリティ」という謳い文句を拡大解釈しすぎないで!

          前回はクラウドってそもそも何か、ということについて詳しく書いたつもりだ。今回は1点追加で、注意点とまではいかないがお伝えしたいことを書いた。 クラウドへの過度な期待は禁物クラウド・コンピューティングによって、システム資源は拡張可能であることを前回はお伝えした。 しかし、そのパフォーマンスととは別に考えなければならない。 ここに落とし穴というか認識ズレがあるように思うので、補足したい。 ERPに限らず、システムはデータ量が多大になると、当然、処理時間がかかるようになる。特に

          クラウドの「柔軟なスケーラビリティ」という謳い文句を拡大解釈しすぎないで!

          初心者向け「クラウド」って

          前回記事にて、CFO組織にとってこれまでのテクノロジー活用について書いた。今回と次回で、新たなテクノロジーの活用という観点でCFO組織及び経営管理について考えたい。 「クラウド」の概要私の場合は新卒入社して所属した事業部が、クラウド型ERPパッケージを開発・販売しており、会社自体も「情報・通信」業界に属するため、クラウドという言葉はほぼ社会人生活とくっ付いている、いわばネイティブといえるかもしれない。 正直なところ、他の業界の方々が当たり前となりつつある「クラウド」にどれ

          初心者向け「クラウド」って

          FinanceにおけるITの進化とその活用

          デジタルテクノロジーを考えた際の現状理解と今後の活用日系企業のビジネスがグローバル化・複雑化するに伴い、企業はこれまでもERPなどの情報システムを整備し、業務改革の努力を続けてきた。 しかし、変化の激しさ等で負荷は増大しているという印象を私は持っている。現場の疲弊感は否めない。 昨今では組織の活力維持のために「働き方改革」が喫緊の課題となっており、将来の人口減少に備えなければならない。 CFO組織におけるテクノロジー活用の歴史【1970-1980年代】 システム基盤とし

          FinanceにおけるITの進化とその活用

          ERPと業務の標準化(その2)

          システムリプレイス(入替)を考えたくなる課題すでに導入したERPや単一機能型システムに対し、リプレイスをトップマネジメントが検討したくなる課題感や背景を先に挙げたい。 ①個別最適に留まっており、さらなる効果の創出には限界を感じている ②部門間・機能間に生じる間接業務に対する仕組みがなく、スピード感が失われている 標準化および更なる変革に向けたミッション前述の課題に対し、逆説的な表現になるが、「全体的視点に立った業務改善活動」を志したい。 変革には段階的な発展をストーリー

          ERPと業務の標準化(その2)

          ERPと業務の標準化(その1)

          1990年代の後半から2000年初めのERPシステムの普及に伴い、標準化された業務を集約して業務の効率化を促進する考え方のもと、コスト削減を目的にしたシェアードサービスセンターが日本でも多く設立された。 これまでのそういったトレンドに少し逆流するかのような形で、シェアードサービスセンターを含む管理部門全体に「攻めの役割」が求められている、という論調がよく聞かれるようになった。 「標準化」という言葉は便利で、どこまでやれば「標準化」が終わったと言えるかが非常に難しく、業務標

          ERPと業務の標準化(その1)

          キャリアセミナーに久ぶりに行ってきた『経営者キャリアの歩み方』

          上記キャリアセミナーにfastgrowさん経由で参加してきました。 登壇者のお二人の話を聞くのは2度目になります。 先にキャリアセミナーに参加して感じる重要性を書いておくが、 時代変化が激しく正解のキャリアルートがないからこそ、トレンドはしっかり把握しておいた方が良い、ということだ。 前にお二人それぞれのセミナーでおっしゃっていたことは、当然時間の変化と共に大きく変化していた。 土曜日に開催してくれるとありがたい。 最近は平日の仕事終わりが23時とか当たり前になってき

          キャリアセミナーに久ぶりに行ってきた『経営者キャリアの歩み方』

          これからの経営管理と大橋の小意見

          オロには経営企画室および経営企画職ポジションというものは存在しない。 実際のところは、『いわゆるその領域で手を動かす担当』として私が仕事をいただき任せてもらっている。 最近は「優秀」「頭が良い」「活躍」などの定義を自分なりに捉えなおす必要と思考の機会に恵まれている。 同じようなところで、今の私のやっていることがどういうことなのかも正しく捉えておくべきであると考えた。 この度、自称「経営企画」としていた私の職種も少し修正したい。 つまり、「企画」はしていません。「経営管理」

          これからの経営管理と大橋の小意見