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社員満足度アップ!リモートワークで「心地いい関係性」を取るためにプラント業界・柳井工業がやっていること

こんにちは。柳井工業常務の柳井です。

柳井工業は全国各地で出張工事に出向いています。社員に1年間1度も会わずに、年末を迎えることも多々あるんですよね……。

そのため、基本的にはメンバーとは「リモート」でコミュニケーションを取っています。

また、柳井工業の拠点は大分県ですが、近年は四日市や千葉市など、県外での採用も増加。ますます社員との交流の時間が減ってきました。

ただ社員からは「仕事場所はばらばらでも、距離は遠く感じないので助かります」というフィードバックもいただき、安心しています。

そこで今回は、柳井工業が実施している「社員との向き合い方」をテーマにお伝えします。

「リモートワークってどうすればいいんだろう……」と悩む経営者に、少しでも参考になれたらうれしいです。先にかんたんに、ツールと使い方を図解でまとめますね。

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日々の共有は「LINE」と「Chatwork」

まずはいつも使っている「共有ツール」の紹介です。以下の役割で、LINEとChatworkを使っています。

・LINE:日報形式で今日のエピソードを共有する
・Chatwork:経営者同士で共有する

●LINE:日報形式で今日のエピソードを共有する

全社員が入っているグループLINEで、日報を提出してもらっています。「今日行ったこと」や「感じたこと」などを共有してもらうことで、社員の1日の流れが見えてきます。

LINEにしている理由は特にありません(笑)。ほぼ全員が1日に1回、LINEを使っていると思ったので、「使いやすさ」を考えて使いはじめました。

社員から相談が来るので答えたり、「そこはこうした方がスムーズにできるよ」とフィードバックをすることで「学びの場」にも繋がるので、知識のストックにもなっています。

●Chatwork:管理者(マネジメント陣)で共有する

LINEは全社員ですが、管理者は別途Chatworkにも入ってもらっています。例えば、

・Aさんが最近、不調みたいです……
・現場Bでトラブルが発生しました!
・新人Cさんが、最近どんどん伸びてきています。次のステップに行かせましょう!

などなど。主にLINEでは共有しづらい内容を共有しています。経営者もリモートワークなので、日々の進捗やコミュニケーションは欠かせません。

また、Chatworkは記録用紙や図面、写真などを共有する際に便利。過去の文章や写真をかんたんに引用や遡れたり、”プレビュー”表示も使いやすいですね。

月1の1on1面談は「Zoom」で

会議や面談は、基本的にはZoomです。採用面接もすべてzoomで行っています。Zoomの使用用途はこちら。

・月末1on1面談(全社員):目標・進捗管理と相談の共有
・経営者会議:教育や社員の進捗チェック
・採用面接

「採用もオンラインですか……!」と驚かれることもありますが、今まで特に問題ありません。お互いのことを知れて、採用のミスマッチなどもなかったです。

今後はもっと社員との交流もしたいので、「Zoom飲み会」もやってみたいですね。

貴重な対面時間。「飲み会」で社員を知る

そして貴重な「対面時間」。「飲みニケーション」や「タバコミュニケーション」を否定的に思う方もいるかもしれませんが、いつも会えないからこそ、対面で話したいことが募っているんですよね。

定修工事などでメンバーに会った時は、飲み会を開いています。ここで私が徹底しているのは「メンバーのことを知る機会」というスタンスです。

「昔はもっと大変だった」といった”仕事の話”や”武勇伝”などは話さないですね。私も単純にお酒を楽しみたいですしね(笑)。

なので、趣味の話や愚痴もよく聞きます。メンバーにはガス抜きの機会にしてもらいたいので、あくまでも”メンバー主体”で話してもらえるように、気楽に過ごしてもらっています。

・・・

新型コロナウイルスの拡大により、リモートワークが余儀なくされた企業もあるかと思います。

「リモートでも大丈夫かな……」と不安に思うかもしれませんが、十分に社員とコミュニケーションを取るのは可能ですよ。

リモート+時々対面、が個人的にしっくりきています。すこしでも参考になれたらうれしいです。


取材・文・図解/ヌイ(@nui_nounai

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