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繁華街で見た光景(怪談かもしれない話 IJさん風)

一番下にこの話を動画にしたものをUPしています(YouTube)

昨晩のことなんですけどね
あたし〜気持ち悪いの見ちゃってね
何だかわかんないんだけど
気持ち悪くて写真も撮れなかったんですけどね

賑やかな繁華街の隙間にね
フッとくらい空間があったんですよ
大体はねビルとビルの隙間なんですが〜
なぁ〜んか気になったんだなぁ〜
ふとそこに目がいっちゃったんだ

そこに目が行った瞬間〜
自分の足がピタッと止まっちゃった
そこには2階の店舗に続く、人1人しか登れない狭〜い階段が上に続いている
電気が点いていないのもあって〜上に行く程に墨が垂れこめる様な闇
ただそれだけなら
あぁこれから店を開けるんだろうな
って思うところなんですが〜

その階段の一段目辺りに
大~きな~ガラスの花瓶に、百合の花が数本生けられたモノが置いてあったんです。
真っ暗な中に花の生けられた花瓶が階段を塞ぐように置かれていたんです。
その先の階段には二段おき程に水が入った二リットルのペットボトルが上の方までずっと置かれてました
それが闇に消えていく光景は
異様としか言えませんでした
一緒に居た人に
「今ねこんなの見ちゃったよ~、気持ち悪いね~」
と言うと
「それ、猫よけじゃないの?」
なんて言われちゃって
「いやいや、そんなんじゃぁ~ないんだよ
もっとずっと異様な感じなんだよ」
とアタシが食い下がるもんだから
じゃぁ、帰りに見ていこう、という事になった

もしかすると店を開けるまで、お客さんが入ってこないようにという事でアレを置いていたのかもしれないし
もしかしたら普通に開店しているかもしれないし
という話しになった

それでね、帰りにそこを見に行ったんですよ
「えー?ここにそんな店あったか~?」
なんて疑ってるもんだから
「あるある、この列だよ」
なんて言いながらね

アタシが
「ほら、そこ、そこだよ」
って教えると、そこを通りすがりに覗いた連れの足がね、ピタッと止まってるんだ
そしてね
「うわぁ!ゾワッとしたゾワッとした、恐い恐い」
って焦ってるんですよ

アタシが大袈裟に言っていると思ったらしくて
高をくくってたらしいんですね~。
かなり怖がってました。

写真をね撮らないのか?
って言われたんですが、見掛けと雰囲気の異常さで
とても撮る気にはなれませんでしたよ。