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日本社会には
「いるだけで上にいける」
教育の影響が強く、
それが社会人にまで
及んでいるのでは…
という記事を書きました↓

では、教育がすっかり変わるまで
待つしかないのか?
それでは、いかにも悠長。
やっとオンライン授業が
導入されたような状況ですから
(それもコロナ禍がなければ
何年か後のことだったでしょう)。

留年や飛び級がレアな
今の小中高の教育状況において、
いるだけでは上に行けない経験、
言い換えれば
アクティブに自分から動かないと
進展していかないような経験は
できるのでしょうか?

アクティブラーニング?
…まだ浸透してないですね。
自分で時間割を決める単位制?
…まだ一部の学校だけです。

ここは、広く考えましょう。

まず思いつくのが
「習い事」です。

公文でもピアノでも剣道でも
忍者ナインでも良いですが、
自分からやらないと、上達しません。
ピアノを自分の手で弾かずに
バイエル終わり、にはならない。

次に思いつくのが
「バイト」ですかね。

小中では難しいかもですが
高校生でバイトすれば
ただいさえすれば「お金」になる、
ということはないことに気づけます。

あと思いつくのは…
「恋愛」でしょうか。

告白もデートもアクティブな活動。
ただいるだけで異性が寄ってくる
超絶イケメンや美少女でない限り
努力と行動がモノを言う世界。
年の差カップルもあり得る世界。

…何か、気づきませんか?

習い事、バイト、恋愛、いずれも
「学校外」が中心。
恋愛は学校内でもあり得ますが
推奨は、あまりされない。
カリキュラムにも、ない。

「部活」はどうか?
特に体育会系では先輩の権限が強く、
学年さえ上がれば
偉そうにしやすいので除外です。
「生徒会」も同様。
一年生で生徒会長はふつうはない。

つまり、現状での
日本での教育環境において
「いるだけでは上に行けない経験」
をするためには、
意識的に学校外、カリキュラム外の
活動をせざるを得ない
、のです。

大事なことを忘れていました。
「SNS」もそうですね
(私の時には無かったので)。
小中学生で著名な
ユーチューバーもたくさんいます。
ただアカウントだけ作って
いるだけでは上に行けない世界。
年齢があまり関係ない世界。

あとは、学校間の話ですが、
「入学試験」もそうかもしれません。

そう考えると、社会人となり
「ただいるだけで上に行ける」
意識から、すぐに
「いるだけでは上に行けない」
意識に変わるためには、

習い事、バイト、恋愛、
SNS、入学試験対策、これらに
いかに経験を積んできたか、

が重要になります。

なお、この記事では
いわゆる「普通科」「進学校」の
イメージで書きましたが、

実業学校、専門学校、高専、
また「自動車学校」などは
この限りではありません。
これらに共通しているのは、そう、
「技術」や「実技」です。

終身雇用崩壊後の日本社会で
「生きる力」が身につく
「いるだけでは上に行けない」
自分から動くような意識を
育む教育になるためには、

いかに学校現場に「お金」と
「技術」の観点を取り入れるか。

ここが課題かな…と感じる
今日この頃です。

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