2020年正月からはじまった、初詣に来た人たちの新年の抱負をビジュアライズし、具体的な形にすることで実現を応援する「夢詣」2023年は「初夢開き（はつゆめびらき）」と名前を変えて、新年1/7、1/9の２日間実施しました。１９人の描き手とともに、400人近い方の夢やなりたい姿を描きました。ずらずら書いても伝わりにくいので、やってみてよかったところを１０こ考えてみました。

イベント概要

初夢開き
新年の抱負を夢絵師が絵馬に描く、”お参り”と”お祈り”のワークショップ
日時：1月7日（土）10:00～16:00、1月9日（月）10:00～15:30
場所：小野照崎神社

01 自分の願い事を絵で再認識できる

神社にやってくる人たちは何かしらの願い事やお祈りをするために来られていて、それを描き手の前で再度考え、ふせんに描いてもらい、そしてさらに詳しく質問していく中でより具体的に考えてもらい口頭で説明していただくこと。それを受けて描き手がイメージした絵を絵馬シートに描いていき形になっていく中で、自分自身の願い事を再認識していただく。この出したり受け取ったりする中で、自分の願い事がより頭の中にインプットされてあくのではないかと思っています。さらに具体的に形になったことで、持ち帰って飾ってみたり、写真を撮ってSNS発信したり、人に見せてたり、というさらに外へ出していくことで、より実現性がたかまっていくものだと思います。

02 描かれる人も描く人も笑顔になる

参加者は自分の話した内容にあわせて、目の前でどんどん絵ができていくことへの驚きや嬉しさ。描いているほうが、目の前で喜んでくれる方の反応を見ることでの嬉しさがあり、とてもよい循環になっています。

03 目の前で喜んでくれる顔が見える

グラフィックレコーディングも書ききったあとには参加者のリアルタイムな反応は嬉しいものがありますが、完全に相手１人その人のために考えて描いたものは、また一味違った強さや重みがあります。

04 神社にはリピーターがやってくる

今回で6回目の実施で、中にはもう何度も参加してくれている方も。「前回も書いてもらったよ。」「前回はこんなこと書いてもらったよ。」「描いてもりった夢が叶ったよ。」といろんな声をいただけるのも実施側としても嬉しいです。

05 最終日に本殿で成就祈願が行われる

最終日に、本殿での成就祈願も実施しています。描き手も参加させていただくのですが、ただ好き勝手に描いただけではなく、受け取った願い事をしっかりと成就するように祈る場にも立ち会うことで、毎回描き手側の気持ちも引き締まる思いがします。

06 ビジュアライズの可能性を模索できる

描いたもので目の前の人を喜ばせることができる、というのが一番の嬉しさです。描くことで相手の心を震わせ、さらにはその願い事への意識が強くなり、願い事実現にむけての気持ちにすこしでもプラスの後押しができればという気持ちで描いています。こういった取り組みをもっといろんな場で試してみたいと思っています。

07 他の人の描き方を目の前で見れる

１０人近いイラストを描く人が集まって運営するため、普段はなかなか見ることができない他の人の描き方、考え方、対応をすぐとなりで見ることができるのも、このイベントのとても楽しいポイントです。

08 こどももお手伝いに参加できる

今回もうちの娘ふくめ２名子どもが参加してくれて、参加者へのプレゼントを配ってくれたり、遊びまわったりお菓子食べたり、本殿の成就祈願にも参加したりと最後まできっちり参加することができました。こどもが自由きままに楽しめて参加できているというのも、このイベントのとてもありがたい・嬉しいポイントです。

09 描く人の繋がりがどんどん広がる

毎回描き手を募集する際に、初めて参加する人枠をつくって少しずつつながりが広がっていくようにしています。取り組むメンバーにも新鮮な気持ちになりますし、ネットワークが広がる楽しさ、そこから別の仕事に繋がったりということも、とても大事なポイントにしています。運営や描き手側も、何度も参加している方も多く、毎回改善点を出し合っていることもあり、今回はとてもスムーズな準備〜運営となりました。ご一緒いただいた皆さんありごとうございました。

10 他イベントにも派生する

同じような考え方で、別の場所でもイベントをやってみたいというケースも少しずつでてきており、幸せな場がさらに広がればとても嬉しいです。同じような考え方で実施してみたいイベント等がありましたら、ぜひご連絡ください。

togetterまとめ

参加いただいた方や運営からの告知などツイートされているものをtogetterまとめてみました。こちらもぜひ。

次回は７月七夕に実施予定ですので、まだ参加したことのないかたはぜひ台東区下谷の小野照崎神社までおこしください。人数の制限はありますが、描き手（プロボノ）として参加したい方もぜひご連絡ください。

写真：大竹大也、小峯由梨子

これまでの開催レポート