博物館での撮影・SNS投稿の禁止についてのわたしの考え

先日、博物館の撮影・SNS投稿に関して以下のツイートをし、そのあとも自分の意見を書いたのですが、Twitter上ではうまくまとめることが出来なかったのでこちらに今の考えを書いておきます。

写真撮影が禁止されている博物館でも、申請すれば撮影・SNS投稿の許可がもらえる場所があるため、わたしは毎回担当の方に尋ねるようにしています。しかし、それでもやはり撮影不可、という場所が少なくはありません。
それについてわたしも最初は、「そういう決まりだから仕方がない」と思っていましたが、「とにかく禁止だから」「昔からの決まりだから」という一方的な断られ方があまりにも多く、「撮影・SNS投稿に対応する場所も増えてきているのに、禁止にしているのは何故だろう?どうしてその理由まできちんと説明してくれるところがないの?」という疑問が出てきました。そうしてつぶやいたのが最初のツイートです。

このツイートに対して、わたしと同じ一般の利用者と思われる方々から「禁止であろう理由」や博物館関係者から「当館ではこのように対応している」という意見が寄せられました。これは、ツイートから「わたしがどうしても撮影をしたがっている」という風に受け取れたからだと思います。
しかしそうではなく、わたしは「博物館が何の説明もなく、撮影禁止の一点張りで対応するのはおかしなことではないのか」ということが言いたかったわけです。

専門家の方々がこの件についての意見を述べられる中で、博物館に撮影禁止という規定はなく、本来はそのような制限が出来るものではないということを知りました。
だったらそもそも、「何故、撮影自体が禁止なのか?」今はわたしの中でその疑問が大きくなっています。

すべての博物館を一括りにして、どこでも撮影・SNS投稿を許可してほしいというわけではありません。禁止に至る理由があって、それをきちんと説明してもらえるのであれば、利用者としてきちんと守っていきたいです。そもそもが、そうするためにわたしは撮影について尋ねているわけですので。
ただ、禁止という決まりに根拠のある理由がないのであれば、そこは早急に見直されるべきだと思います。

今回のツイートに寄せられた意見を通して、撮影・SNS投稿について考えるには、そもそもの「何故、博物館で展示物の撮影が禁止されているのか?」というところを論点に掲げないと、水掛け論に終わってしまうなと思いました。

わたしたちの中にある「博物館では撮影禁止が常識である」という考え方から変え、議論していくことが必要ではないかと強く感じています。

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