人生の肥やし
「◯◯が嫌い」
そうやって一括りにした見えない人たちのことを一概に嫌う、安直な発言をする人にはなりたくないと思う。
それをそばで聞いていた私は「◯◯」ではなかったけれど、それでも心がギュッとなった。「嫌い」という言葉はたとえ自分に向けられていなかったとしても気持ちの良いものではない。
「賢さとは、何を言うかより、"何を言わないか"だ。」
誰が最初に言ったのかわからないけれど、なるほど、こういうことかと思った。
そう言いながら自分も思慮の浅い発言をしていないとは言えない。快く感じない他人の言葉は自分の言動や行動を見直すきっかけにして、肥やしにしていきたい。
安易に人を嫌いたくないから。
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