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樹脂粘土こねこね

娘と一緒に、シルバニアを愛でて暮らしている。可愛い小物や人形が、友人たちの協力もあってとんでもない勢いで増えつつある。
しかしエポック社もそれに負けじと(?)、ガンガン新商品やらくじやらを発売してくる。なんで出してくるもの全部可愛いんですか、全部欲しいんだが??????

その時点で財布が追いついてないのに、娘が「そのカメラは私が遊ぶの!」「やだ、私が先!」と、シルバニア同士におもちゃの奪い合いをさせている。なんで一人っ子なのにその喧嘩の声が我が家で発生するんだよ、えぇい落ち着け、喧嘩するならおもちゃ取り上げちゃうぞ。 \ヤダーッ!!!/

では人数分カメラを用意すれば平和に、とは流石に言えない。我が家のシルバニアは既に70人の大所帯である。そもそも取り合いになるのはカメラだけでもない。うーん。

……作るか。

ダイソーで売ってる樹脂粘土。
職場で使用する機会があり、大体特性は知っている。こねれば普通の粘土だけど空気に触れるとかなり硬くなる。乾かすのに時間がかかるが、素材的にはかなり良い(売ってるダイソーが限られてるのと、1袋に30gしかないのが難点)。

とりあえず、作った。ほい。

「イヌちゃん、それどこのメーカー?!」

左がシルバニア本家、右が私作。
見本があるの有難いぜ。

よしよし、と思ってたら、今度はクマの取り合いが始まった。娘が「ママが作ったらいいんじゃない?」とか言い出す。解決策をそこに丸投げすな。作るけど。

右のクマが本家のもの、左のピンクのが私作。リボンがでかいのでちょっとバランスが悪いが、一応まっすぐ座らせられる(せめてものあがきとしてしっぽをつけた)。この小ささで小物を手ごねするの、大変だー。
でもやっぱりリボンある方が可愛いね。作るのも楽しい。

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そういえば、最近シルバニアたちに「公園行こ!」とか言わせてるな。でも我が家、ちいちゃい滑り台しかないんよな。いやそもそも、クマも滑り台も譲り受けたものなんだけど。
もうちょっと公園的なものを作るか。
えーと、お砂場。ほい。

周りの泥団子は娘作


ここで娘が、新シカシリーズの開封動画を見て「ブランコほしいなー♡」とか言い出す(圧をかけてるのではなく、ただ思ったままに言ってるだけ)。うーん、ブランコはちょっと難易度高いな……と苦笑してたら、友人から「ワイヤー使って芯を作ればいけるのでは?」とアドバイスが来る。あー、ワイヤー。なるほど?

手で押したら揺れるよ

とりあえず組んでみる。
重心が偏るので、消しゴムとかでおもしをつけないと傾くけど、これだけでもブランコとしては成り立ったし、娘も遊び始めた。よしよし。
でもこのままでは終わらないぞ、ここからじわじわと肉付けをスタートする。

バランスを考えてワイヤー組み直し
樹脂粘土30gでは裏面のワイヤーは剥き出しになってしまったので、翌日裏面も粘土を厚くすることに。
上に留め具がないからブランコが横に滑り落ちがち
乗り物もカゴにする。
細長く切った樹脂粘土を巻いていくだけの地道な作業


カゴを作ったら、ちょっと幅がギリギリだなーってなった。そりゃそうだ、ワイヤーの周りに肉付けしてるんだもんな。今回はセーフだったけど、次もなんか作るならそこの厚みも見越した幅と高さを用意しないとなぁ。

蔦巻き巻き、お花ビーズつけつけ
裏から見ても可愛いよ。
カゴがやや歪んでるのはもうご愛嬌ってことで。
完成!


娘が寝てる間にセコセコ進めておいた。
で、今朝起きてきた娘に、パパが「今日はオムツにする?パンツにする?」聞いたら「んー、オムツ(笑)」と答えるもので、「おや?娘ちゃん見て、ブランコが可愛くなっているよ……?」と声をかける。「ほんとだ!」と向かおうとする娘を引き留め、「ということは……?」と聞いたら「パンツにする!」とニコニコだった。
会話のキャッチボールとしてはおかしいが、『オムツ→パンツを頑張ることでシルバニアが手に入る』という認識になりつつあるので、我が家はこれで良いのである。君のモチベアップになるなら、なんぼでも作るよこんなん。
次は何を作ろうかな。

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余談。
そんなことをしてたら先日娘がショップでこのおもちゃを見ながら「これはどうやって作ればいいのかわからないわね……」とか言い出した。

大物を作らせようとすな。

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