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娘ちゃんは東京防災がお好き

なんで???????


『東京防災』という本がある。
東京とは書かれているけど、北海道でも沖縄でも、全国に販売店を持っているし、電子書籍なら無料でDLできる。地震などの災害があった時の心得や事前準備のポイント、実際の被災者の声などが様々に詰まった本である。

私自身は防災への関心は正直薄い方で、先日引っ越しをした時にカビだらけになっていた防災リュックをやっと破棄した(そしてその後すっかり忘れていた。新しいリュック買わないとなぁ)レベルなんだけど、じゃあ何故この本が我が家にあるかといえば、そんな雑な娘を心配する親から昔送りつけられてきただけである。
とりあえず本棚の目立つところに収納されたのは、『目立つところでいつでもすぐ手に取れるようにしなきゃ!』などの心構えではなく、単純にそこそこ小型の本がゆえに、自然と手前配置になっただけだ。つくづく意識が低い。

ところが、その配置が娘の視線の高さ的にドンピシャだったらしい。この本は、引越し前からずっと娘のお気に入りである。

これ


ヘッダーにも置いたこのキャラクターは『防サイくん』というらしい。なるほど、それでサイなのか。尚、別にこのサイが気に入ってるとかではないらしい。動物好きの娘であるにもかかわらず、一度も「あっ、サイだー!」とか言ってもらえたことはない。スナフキンみたいで可愛いけどな。
では多分、黄色と黒の目立つカラーリングが娘の心を惹くのだろうなと思う。あとは、もしかしたら厚さも良いのかもしれない。コロコロコミックなども、販売する時『とにかく厚みのある雑誌が絶対ワクワクする!』という理念から、本のサイズそのものを小さめにして、その分厚さを増したというエピソードを聞いた。東京防災は流石にそこまで分厚くはないけど、ポケット辞書程度の厚さはまぁある。だから、もしかしたら。いや知らんけども。

(余談だけどコロコロコミックの話、たまたま今朝コンビニで見かけて、「あれ、こんなに小さかったっけ?」と思って検索した結果出てきた話である。最初から小さかった。私が大人になっちゃったんだなぁ……)

で、昨晩はとうとう「これ、よむ!」って言い出した。2歳児?????
各ページで何かしらのイラストが入ることは多いが、流石に絵本的な使い方をするのは難しい。一応たまに「これはー?」「かばん!」みたいなやりとりは混ぜつつ、基本的には私が文章をつらつらと読み上げる方向にした。
えーと、キャスター付きの家具にはストッパーをかけること。日頃から近隣の方と挨拶を交わし、コミュニケーションを取っておきましょう。日常的に備蓄品を消費し、回転させることで……

幸いこの時は21時を過ぎた時間で、この音読がほどよく入眠剤になってくれたらしい。
何度も目を擦る娘に、「そろそろおしまいにして、寝よっか?」と聞くも、「まだよむ!」と頑張りよる。なんだ、なにがそんなに良いんだ娘。まぁ読むけどさ。
最終的に、これでいい感じに疲れてくれて、その後の寝かしつけがかなりスムーズに進んだ。まぁ……教育にも良い本ですし、今後もこういう使い方をしろと言われれば、全然構いませんけども……。


娘ちゃんがもっと大きくなったら、一緒に防災準備するのも良いかもね。とりあえず私はまず、新しいリュック探さなきゃなぁ。

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