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娘ちゃん、りんごを切る。

娘はりんごが好きである。
切るのを見てるのも好きである。

で、先日りんごを切ってたら、娘もやりたいと言う。おう、やる気があるのは良いことだ。
良いけど、大人用包丁を一緒に……は嫌だという。「いちごのほうちょう(を使う)」とキッパリ言いながら、包丁を閉まってる棚を開け始める。そうか、それが己の包丁だと強く認識しているんだな。ならばそれで切るが良い。

子ども用の包丁は、ある程度本人に任せてもそうそう怪我をしなさそうなのが良い。
尚、怪我はしないが、切れ味はすこぶる悪い。そりゃまぁそう。それを両立させるのは至難の業。
で、りんごっていうのは
①皮ごと切る
②芯や種を取る
③皮を剥く
④中身を切る
あたりの工程分けができると思うんだけど、色々やってみて、④であれば娘の包丁でもできそうなことがわかった。OK、①〜③のお膳立てはやっとくから、娘ちゃんは④をやりなさい。
どうせ1個まるまる食べるわけにもいかないから、いくらかは小さく細かく切って冷凍するのである。君には冷凍分を切ってもらおう。
それにしても、『皮を剥く』は教えるのめちゃめちゃ緊張する作業になるなぁ。子ども用のギザギザ包丁ではむしろ難しそうなので、普通の包丁が使えるようになってから教えなきゃいけないんだけど……うぅ、今から頭が痛いぞ。自分は当たり前にできるけど、人に教えるにはちょっと怖い作業である。
でも絶対覚えといた方が良いやつなんだよなぁ……ひぃ……。

そんなことを考えてる間に、娘はりんごを、それはそれは小さく切る。えっ、そんなに???ってくらい小さくする。いやあの、そこまで小さくなくて良いのよ?後でそれを食べるの君なのよ?時々「そこまで小さくしなくて良いよ」と口を挟んでみるも、娘は聞きゃしない。うーん、小さく切れるのが楽しいんだなぁ。や、最終的にちゃんと食べるなら良いけどさぁ。口当たりとかそういう……いいけど……。


我が家はあまり、自炊はしてない家である。
それでも娘に、最低限のことは教えていきたいところ。
楽しんで学んでいってほしいねぇ。

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