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ママ友と飲み会してきた

ちょっと前なんだけど。

保育園の同じクラス内で、グループラインがありまして。
そこで飲み会開きませんかと。
なんせ人数もいるもので、なんだかんだでずるずると延期を重ね、今回初めて開催というわけ。返事をする人しない人、まぁ結局集まったのはクラスの半分くらい。一応子連れもOKにしてくれたけど、なんだかんだみんな誰かに預けてきた。
夫が休みの日だったので、私は仕事帰りにそのまま向かうことにした。

こういうときネームプレートを下げて行くのは、ほんとは気遣いのつもりでいる。たまたま同じ時間帯でお迎えが被るご家族じゃないと、正直3年同じクラスだろうと全然覚えてないママさんとか山ほどいるんだけど、みんななんで名札なしで相手のことわかるんだろう。
特に今回9月から入園した人とかもいるので、個人的にはある方が正解なんじゃないかなぁとはずっと思っていて、まぁでもみんなダサいと思ってるのであろう、そんなんしてるのは私だけなので、悪目立ちする私が誰なのかは結果的には皆に覚えてもらえてるんだろうなぁなんて思ってる。まぁ幸い、そんな私を馬鹿にしたりするママさんはここには1人もいないけど。
第2回があった時はどうしよかな、ほぼこのメンバーだったらもういらんかな?

18時にスタート。
とりあえず何飲みますーって話になって、「うち授乳中なんでソフトドリンクで」って言ったら「誰の?!」って言われたの最初何言われてたかわからんかったし、わかったら笑っちゃった。ごめんね、うちの子1人っ子なんだ。
そこから一気におっぱいやら乳首やらの話で盛り上がってしまった。うーむ、ママたちならではの話題とはいえしょっぱなから飛ばしすぎでは感もなきにしも。とりあえず旦那を家に置いてきてよかった、色んな意味でお互い居づらすぎる。

自然とリーダー格になってるAさんは、ニコニコと柔らかな笑顔を絶やさない素敵なママさんだ。もう4人もお子さんがいらっしゃるとかで、まぁ自然とメンバーの中でも年上組でもあるし、なんとなく場慣れしてる感がある(で、結果なんとなくリーダーっぽくなってる)。
そんなAさんが音頭を取る。

「じゃあ皆、自己紹介しましょうか。
名前と、住所と、あと何か個人情報ひとつ。趣味とか、トマトが好きとか、そんなんでいいので」

住所という特大の個人情報の後で出てくるコジンジョウホウとやら、ギャップがえぐない?順番が違くない???
いやまぁ、何丁目に住んでるよーとかが近いとね、まぁ親近感は出るけどね。意図はわかるけどね。

みんなちょっと照れながら、自己紹介をしていく。
「〇〇◾️◾️の母の、××です」
……これ、なんかすごく不思議な気持ちになるなぁ。なんだろう、「〇〇◾️◾️の母です」とか「〇〇(苗字のみ)です」って名乗ることはたくさんあるんだけど、自分の下の名前のみを付け加えて名乗ることって、大人になると全然ないからかな。すごくむずがゆい。謎の照れが発生するやつ。
そんで「何丁目に住んでます」みたいのはまぁみんな言えるんだけど、その後「趣味……えっ、趣味……?」で止まっちゃうママさんが結構たくさんいて、それもなんかカルチャーショックだった。えっ、趣味ってそんな、そんな戸惑う内容なの……???

オタクだから(趣味がないというパターンが新鮮すぎて)びっくりしたわって後から別のオタク友達に話したんだけど、どうも何人かの意見を取りまとめると『趣味』という言葉に対して『人に話せるような、ちょっとキラキラして高尚なもので、一定以上のレベルに達しているもの』的な感覚を持ってる人が結構いるっぽい。
「好きなものではあるけど、毎日やってるわけじゃないし……」とか「日課として惰性で続いてるみたいなものだし……」とか、「私のレベルで趣味とまで呼んでよいのかわからず……」とか、「人に言って平気なやつかわからない……」とか、なんかモヨモヨと理由をつけて『趣味とは別枠のものでは?』と感じる何かしら、を持ってるオタクたちがいっぱいいた。お、おぉ……みんなそんな難しく考えてたの……?私なんか「えっ、生きる上で必要不可欠ではないけど好きだからやってるなら全部趣味では?」くらいのざっくり感でいたので、割とびっくりした。
や、このママさんたちもそうだったのかはわからんけど。育児に追われて趣味から離れた人の話とかも聞くから、本当に趣味らしいものがなかっただけなのかもしれんけど。
ほーーー……?

うむ、他人と話すと色んな観点と触れ合えるの、ほんとおもろいな。

他にも色んな話が出る。
どういう職業なのかとか。
(アパレル系のママさんがいらっしゃって、やっぱりナイトブラはした方がいい、形の崩れ方が全然違うとかの話で盛り上がって、「後で買います!!」のメンバーが続出した)
お酒は何が好きとか。
(3歳児に授乳中なのは私くらいだったけど、まぁそれはそれとして飲む人飲まない人は半々くらいだった)
年齢の当てっこゲームとか。
(めちゃめちゃ若く見える人がかなり年上だったりすると、盛り上がるし、予想を立てられた方も「めっちゃ気持ちいいですねこれ(笑)」って言ってて良かった。1人だけかなりお若い方がいたので、その人が居づらくないといいなーとはちょっと思った)


意外なのは、愚痴めいた話が一切なかったことだ。
保育園の先生についても、
旦那さんについても、
義両親とかについても、
子どもそのものについても、
職場とかについても、
なーんにも出ない。
ここぞとばかりに悪口大会、なんてパターンもあると思うんだけど、そういうのが出ないのはやっぱり居心地が良い。助かる。

一度20時でお会計をして、私は一足先に離脱することにした。娘の風呂とか寝る時間とかを考えるともうこのへんがギリだよなとか、そもそも20時まで夫1人に娘を任せたことがないので娘が癇癪を起こしてないかとか、なんかもうソワソワしてしまって。
夫からのヘルプコールとかは一切ないのに、私が落ち着かなくてダメだった。夫への信頼はあるけど、ママへのベクトルが大きめの娘なので、そこで不機嫌が出ていたらむしろ申し訳ないという気持ちが強すぎる。

結果的には、帰宅したら娘はごきげんでパパとお風呂に入ってたし、でもなんか後で聞いたら飲み会組は22時解散だったらしいので、まぁ私はあそこで離脱して正解だったなって感じ。
22時まで不在でいられるのは、娘が1人で寝られるようになってからだなぁ。……どうなんだろ、それとも授乳が終わったくらいでいけるのかしら。
『寝る前に絵本を読んで、電気を消した部屋で授乳する』がルーチンになってることもあって、自然と添い寝役が私になってしまってて。
パパが自宅保育してる時にお昼寝はしてるけど、あれは寝かしつけじゃなくて寝落ちって感じみたいだしなぁ。もっと娘がちいちゃい頃は、抱っこ紐つけて歩き回ってくれたもんだけども。

まぁ、しばらくはこういう機会もないだろけども。良い会合でした!

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