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ポップコーンつくろ!

先日娘を保育園に迎えに行って、スーパーに寄って帰る時に、ふと目に止まったのが、これ。

フライパンで焼くポップコーンキット。

「おっ、懐かしい!」と反射的に思うも、懐かしがるほどそんな作ったっけ……?と思うと、事実面は正直ちょっと怪しい。やったこと自体があるようなないようなレベル。でも昔から知ってる存在。不思議。

そういえば先日、保育園の秋祭りで買ったポップコーンを、娘は喜んで食べていた。台所にも立ちたがる方だし、自宅で作ればちょっとしたイベント扱いにできるのではないか。丁度翌日はインフルエンザの予防接種予定だったので、「注射頑張って、終わったらポップコーン作ろう」と誘うことにした。注射の後のご褒美があってもいいじゃない。
300円くらいのと200円くらいのがあったので、安い方を買うことにする。バター味。

娘も割と楽しみにしてくれたらしく、「注射して、帰ってきたらポップコーン作るのよね!」と何度も言ってきた。うむ、やろうやろう。
尚、直前まで機嫌良く壁の飾りを指さして遊んだりしてたのが、打つ直前でギャン泣きで嫌がり出した。「わたしおねえさんだから、ちゅうしゃこわくないよ!」ってパパに宣言してたのは誰だったっけなぁ。
小児科を出る頃には落ち着いたらしく、「さっき泣いちゃってごめんね」って言われた。謝ることじゃないよー、泣いてもいいんだよ。怖いもんは怖いよな。


さて、いざポップコーン作り。
(当時インフルエンザ隔離期間につき、2mくらい離れたところにいた)パパに「これやるんだー」って報告したら、やっぱり懐かしいって言われた。だよね。
「結構音が大きいよね」って言われる。そうだっけなー、娘怖がるかしら。どうだろ。

真ん中のシールを剥がして、火からちょっと浮かせて、ゆする。
『火から1cmくらい浮かせて』との指示だからちょっとだけしか浮かせなかったんだけど、実際作ったら1/4くらい黒コゲになってたし(無事なやつもなんか焦げ臭かった)、もうちょっと離してよかったのかなーっていう感想。
熱でバター?が溶けて、金色の液状になった中で、とうもろこしの粒が揺れる。やがて、

『……パンッ』

お、鳴った。
1つ鳴ると、そこから立て続けに『パンッ』『パンッ、パンッ』と鳴り始める。そこまで身構えるほどでかい音ではないと思う。プチプチを絞って『パチチチチチッ』って鳴るやつにイメージ近いかな。それの、気持ち大きめの音くらい。娘も最初ちょっとびくっ(の手前の『ぴくっ』くらい)としたけど、逃げずにじっとフライパンを見ていた。音と共に、見た目にも膨らんでくるのが楽しい。ちなみに取手に紙が巻かれてるわけだけど、そこを持ってゆすって、ふと見たらすっぽ抜けそうになっててびびった。怖い怖い。
ゆするとはいえ、しっかり持ってなきゃダメだなぁ。

取れないようにしてほしい


すっかりパツパツになったポップコーンセットから音が出なくなったので、鍋敷へ。アツアツなので、上を切るのにはハサミがいる。素手じゃ無理だ。
やや薄味かなと思ったけど、娘にはちょうど良かったと見える。おかわりして、ぺろりと食べた。

楽しかったねぇ。
またやろうね。

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