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私の子育てスタンス

今日で息子が4才になる。

4才だけどまだオムツだし、
4才だけど自分でご飯食べないし、
4才だけど…

と、つい一般基準や他の子と比べて自分の息子は遅れてるんじゃ?と不安になってしまうことがある。

特にこのあいだ母に
「まーくん何言ってるか分かんないから専門家に見てもらって直してもらったほうがいいよ。こういうのは親の責任だよ」
というようなことを言われた。

確かに息子は少々滑舌が悪い。あと吃りもある。
私や保育園のスタッフさんたちは普段から聞き慣れているから何も問題なくコミュニケーションはとれる。でもたまにしか話さない人や子供同士では、うまく聞き取ってもらえないこともあるみたいだ。

そのうち話せるようになってくるだろうとあまり気にしていなかったのだけど、母からの言葉が引っ掛かり、4才を目前に急に不安になってきてしまった。

将来、人とコミュニケーションがうまくとれなくて辛い思いをしたらどうしよう。
何かあったら私のせいなのかな?と。

そのことを保育園のスタッフさんに相談してみたらこんな答えが返ってきた。

「全然何も問題ない!この喋り方もまーくんの一部だし、誰も問題にしてない。ちゃんと専門家に見てもらって直したほうがいいって意見もあるかもしれないけど、それよりもこういう個性とか違いをみんなが受け入れてくれる社会になるといいよね。」

自身が子供の頃うまく話せなかったというスタッフさんもこんな話をしてくれた。

「私は親や周りが何も指摘しないでいてくれたから、劣等感などもなく気にせず生きてこれた。いつの間にか話せるようになってたし、自分がカ行が言えてなかったと知ったのは大人になてからだったよ。だから大丈夫。変に心配してるほうが、心配してることが子供に伝わっちゃうよ。」

本当に本当に、みんながありのままを受け入れられる社会になったらどんなにいいだろう。

人と違う自分はおかしい
○○ができる私には価値がある
○○できない私はダメだ
と条件付きじゃないと愛されないと思ってしまうことが一番不幸だと思う。

だから私にできることは
ありのままのあなたを愛してるよとちゃんと分かるように伝えること、
息子を信じてあげること、
これだけだと思う。

息子の通う保育園は自由保育で、みんなで一斉に同じことをやりましょうということがない。それぞれがその時やりたいことを全力でやっている。

これもやっぱり、小学校入ってから集団行動できなくて困るんじゃないの?とか勉強ついてけなくて大変なんじゃないの?とかまぁよく言われる。

ある程度予測できる困難を回避させてあげようとするのも、もちろん愛ゆえなんだろう。

でも、困ればいいと思う。
生きてれば困ること、辛いこと、悲しいこと必ずある。そしてそうした経験をしないと学べないことがたくさんある。

こういう時に一番辛いのは誰にも頼れないことだ。自分の気持ちを分かってもらえると信じられる人がいないこと。条件付きの愛しか知らないと人を信じられない。

だから私は困ったときに人に助けを求められるように、辛いとき悲しいときに自分はそのまんまでも愛される存在なのだと思い出せるようにしてあげたい。そして自分を信じてまた一歩を踏み出せるようにしてあげたい。

話し方に特徴のある私の息子は今不幸だろうか?かわいそうだろうか?ダメな子だろうか?
いやいや、本人めちゃくちゃ楽しそうに笑ってる。それでいいじゃないか。

やっぱり私にできることは
ありのままのあなたを愛してるよとちゃんと分かるように伝えること、
息子を信じてあげること、
これだけだ。

今回みたいにたまにブレちゃうけど、
同じスタンスで保育してくれる保育園や周りの人にも恵まれてるし、きっとこれからも大丈夫。

生まれてきてくれてありがとう。
どんな君も大好きだよ。
君のすべてを愛してるよ。
4才おめでとう!

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