介護の仕事をしてみて

巷ではホワイトだと言われる大学職員を退職し、ブラックだと言われる介護業界に足を踏み入れたのは去年の5月。転職してからの率直な感想を言うと「まあ、意外といけるな」という感じ。

<ええところ>

大学職員時代と比較してええなと思った点を挙げていきますね。

1.社会に貢献している感を肌で感じる

営利企業が運営している施設もあるが、私が所属しているのは社会福祉法人。その名のとおりというべきか、「福祉」に携わっている実感は強い。
 
トイレや食事のお手伝い、起き上がりや寝る時のお手伝いなど、利用者様と触れ合う機会が非常に多い仕事だからだろうか。利用者様の「出来ない」ことを「出来る」ようにサポートしていくことが業務なのでより強く感じる。
 
食事のお手伝いなんて「口元に食事を運ぶだけで誰でもできるやん」と思われるかもしれないが、いざ食事を近づけてみても口が開かない人や、口に含んでも中々飲み込んでくれない人もいて思っている以上に神経を削がれる。
 
でも口を開けてご飯を召し上がってくださった時は本当に嬉しいし、何よりその人の「生きる」をサポートできることに強い喜びを感じる。成長をサポートするという点では教育業界と似ているかもしれないが、直に生活を支えているからより強く感じるのだろう。

2.技術が身に付く

先ほどの食事のお手伝いもそうだが、起き上がりのお手伝いやオムツ替えなんかでも、自分より大きな人を動かすことはコツさえ掴めば簡単にできる(勿論繰り返し介助して身に付くものになりますが)。
 
こうした繰り返しの作業によって身に付く経験は当然事務系の仕事でもあると思うが、日常的に「介護」をする経験は若い世代の方だと少ないと思う。いざ身近な人の介護が必要になった時「どうしよう」と右往左往せずに済むのかなと、今私も働きながら感じている。
 
資格としては「介護福祉士」という国家資格もあるので、資格が取れれば転職の際にも大きなアドバンテージになるんよね(転職サイトでも資格のある無しで就職できる施設の幅が違ってくる)
 

3.平日休みのありがたみ

これは私自身が働いていて一番感じたこと。平日休みだと何処行っても「空いている」。特に大型商業施設に行くだけでストレスが溜まる私の性分からすると非常に嬉しいところ。平日に行く方が人にも余裕があるのかあまりストレスを感じずに済む(夏休みなどは少し人が増えるが…)
 
とりあえず今回はこんな感じでまとめておきました。
 
大学職員の仕事も、若い世代の教育を支援するという意味では非常に価値の高い仕事だと信じている。教育を受けること、大学で「学び方を知る」ことで、知識・知恵など将来「生きぬく力」が身に付く訳ですからね。
 
ただ一部の人には「楽に稼げる仕事」だとか、「ヤバい学校どーすんのキャハハ」など教育を揶揄するような方が存在するのが非常に腹立たしい。

最後に

どんな仕事であれ実直に取り組めば楽しいってこと。
仕事自体は大変やしストレス溜まることもあるけど、人の役に立てたと感じられることがあるからこそ働くことに意味があるんかなと…
 
次は働いて感じた違和感について記すとしよう(気まぐれ)

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