わかりやすい天理教⑩「天理教の世界観」

ここでは、天理教の世界観について説明します。

より詳しく踏み込んだ、少し難しくなる話の部分にはこのように色がけをしてますので、どうぞ飛ばして読んでください。

人間をはじめ、この世界の万物は、親神様が創造されたものであり、また現在においても、この世界のあらゆるものは、親神様の働きによって成り立っています。

このようなことは、他の多くの宗教も同じように説いていますね。

しかし、天理教の少し異なる点は、神様は必ずしも全知全能ではないことです。

神様は、自分には自由にできないものをあえて作られました。

それが「人間の心」です。

親神様は、人間に心の自由を許されました。

ですから、私たち人間は神様の指図を受けることなく何でも自由に考えることができますし、その考えに基づいて自由に行動することができます。

親神様はその様子をずっと見ては居られますが、直接的に人間の心をどうこうすることはできません。

しかし、人間があまりにも勝手をし過ぎて、争い合っているのを見るのは神様も辛いです。

神様は人間を作るのに10億年という歳月をかけて、微生物の頃からだんだんと進化をさせて、知恵も仕込んで、文明も教えて、非常に苦労をしながら人間を作られました。

親神様が世界・人間を創造する時の話、天理教における創世話である「元の理」についてより詳しく知りたい方は、有料になるのですが「"元の理"を生物学的・考古学的視点から理解する」をご覧ください。
→https://note.mu/hitokotohanashi/m/m767a7ffd7c3f

その為、親神様は人間の生みの親・育ての親であり、人間のことを子どもだと思って、可愛く思われています。

そんな子ども達、兄弟姉妹同士が争い合っているのをみるのは神様も辛く、できることなら、みんな仲良く助け合ってほしいと願われています。

そこで、親神様はこの世界に一つの仕組みを作られました。

それは、「この世界には人間の心通りの姿が表れてくる」という仕組みです。

そうすれば、人間が自分のことばかり考えて互いに争い合うような「悪い」心遣いをすれば、「悪い」ことがその人の人生の上に起こってきますし、自分のことよりも他者の幸せを優先して、互いに助け合うような「良い」心遣いをすれば、「良い」ことがその人の人生に起こってきます。

ですから、生きていく上で起こってくることは、全て神様からのメッセージであると捉えて、時には反省したり、時には感謝したりすることが大切だと教えられます。

このメッセージが、病気や怪我などの身体の上に起こってきた時には「身上」、離婚、借金、いじめなど、主に人間関係の上に起こってきた場合には「事情」と呼びます。

また、近頃は使わなくなりましたが、天災や戦争、感染症の蔓延など、世界規模で起こってきたことは「世上」と呼ばれていたようで、この「身上」「事情」「世上」などを総称する言葉として「事上」という風に、おやさまやその後継者的存在であった本席飯降伊蔵が神様の言葉を伝えていた時代には呼ばれていたようです。

こうした出来事は、神様が能動的に起こされる場合もありますが、ほとんどは自分の心遣い通りに自動的に起こってくることです。

ですから、病気や天災などは、神様からの罰や祟りといったものではなく、「身から出た錆」であると言えます。

しかし、そんな風に人間たちが、誤った心を遣い、それによって不幸になってしまっていることを、神様はとても可哀想に感じておられ、心を痛めておられました。

そこで、人間が十分に教えが理解できるようになるのを待たれてから教えられたのが、天理教の教えであると言えます。

ですので、天理教の教えとは、簡単に言えば「どんな心遣いをすれば良いか」と「どうすればそんな良い心になれるのか」の二つであると言えます。

その具体的な内容については、「②天理教の教え」をご覧ください。
→https://note.mu/hitokotohanashi/n/n244fa72a478b

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宗教家コラムニスト勇

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