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Everybody Lies

山口敬之氏が伊藤詩織氏を訴えた控訴審の判決が、2022年1月25日に東京高裁で言い渡されましたが、何と判決文は、180ページにも及ぶものとなりました。頑張って読みましたが、後半部分はなぜ本件公表行為(伊藤詩織氏による)が、山口敬之氏に対しての名誉毀損又はプライバシー侵害による不法行為を構成しないかの繰り返しです。(但し、さも薬物を使って不法行為を行ったかのように公表した行為は名誉毀損及びプライバシー侵害による不法行為を認定しています。)
名誉毀損と認められない3つの条件があるが
1.公共の利害に関する事実
2.公益を図る目的
3.真実であることの証明がある
私に言わせると、この事件のどこに伊藤詩織氏がBlackBoxで記述した強姦致傷の場面について真実である事の証明があるのか分かりませんわ。真実でない事をさも真実であるかのように公表したとしか思えません。ところが、実名で性被害を公表する行為(私は性被害は捏造だと思っております。)は、性被害にあったけど泣き寝入りしている女性を将来救済するであろう行為にあたるから、公共の利害に関する事実で公益を図る目的に当たると裁判所は判断している訳です。結局裁判所の判断としては、『伊藤詩織氏と山口敬之氏の間には、性的行為を行うことが想定されるような親密な関係があったと認められない事、本件行為があった直後から、友人、医師及び警察に対して性的被害を受けた事を繰り返し訴えている事、又「山口氏が伊藤詩織氏の同意なく性行為に及んだ」と虚偽の申告を行うべき動機は証拠上認められない。つまり動機として山口氏を恨んでいたとの事情もうかがわれない。』を判断材料として、伊藤詩織氏の公表行為は、真実であることの証明があるとした訳ですわ。

それでは、裁判所の判断に対して、私なりの反論
①伊藤詩織氏と山口敬之氏の間には性的行為を行うことが想定されるような親密な関係があったと認められない。⇒
確かにそうですが、世の中には親密な関係でなくても性的行為を誘って対価を要求する女性も存在するんだわ。
②友人、、医師及び警察に対して性的被害を受けた事を繰り返し訴えている事⇒
事件後すぐ受診したイーク表参道では性的被害を受けた事を訴えていないし、本当に性行為があったであろうAM2時から3時と申告してるではないですか?本人は、その時間帯に意識があった事を認める事になるから、「明け方としか言ってない」と否定してますが、中山孝雄裁判長も、彼女がカルテに記載されている通りの申告をしたのは間違いないと認めてますね。
③性被害について虚偽の申告を行うべき動機、山口氏を恨んでいたとの事情もうかがわれない。⇒
事件後すぐのメール まうり塩さまのBlog 参照(残念ながらBlogは閉鎖されてしまってようです。)
事件の二日後彼女が山口氏に送っているVisaの手配お願いしますメールです。 ↓
『山口さん、お疲れ様です。無事ワシントンへ戻られましたでしょうか?
VISAのことについてどの様な対応を検討していただいているのか案を教えていただけると幸いです。』
裁判官は、すぐ性被害の事を訴えなかったのは混乱していたからと擁護(結局伊藤詩織氏のおかしな行動は、全て混乱で片づけてしまう訳ですな!)このVISA要求メールに対し、山口敬之氏からの返答が1週間以上なかった。(山口氏も犯罪行為を犯した訳でないので、逆恨みされて刑事告訴されるとはこの時点では夢にも思わなかったでしょう。)その結果『この野郎私にただ乗りしやがって、只じゃ済ませねぇぞ!』と言う展開でしょうから、恨んでいたとの事情が、うかがわれます。
尚、山口氏弁護団によるメールの分析で伊藤氏が山口氏に対して恨みを募らせて経緯については↓  tassNote をご参照下さい。

BLACKBOXのソフトカバーP49からの性被害に遭う場面の描写が間違いなくフィクションだと思う理由について のNoteは下記

イーク表参道のカルテの記載内容については、伊藤詩織氏は、『行為の時間は明け方としか申告していない』コンドーム(避妊具)を使った事実はないし事実でない記載があるカルテの記載内容は信用できないとしていた訳ですが、判決文では、カルテの記載内容『避妊に失敗したのは、コンドームが破れたのが原因で、行為の時間帯は、AM2時から3時』の通り伊藤詩織氏が申告したのは間違いない。と判決文には記載してあります。

(いもがらぼくと氏ポストから引用)

「カルテには、伊藤詩織氏が申告した内容が記載されていた。=伊藤詩織氏は裁判を通して嘘をついていた。」と高裁の裁判官は認めたのです。この流れだとカルテに申告してある時間に性行為が行われたとなって山口氏の主張が認められて伊藤詩織氏が主張している性行為の時間に不同意による性行為は行われなかった事になるはずですよね。ところがそうはなりませんでした。裁判官はとんでもない卑怯な手段を使ってカルテに記載されている性行為の時間は事実ではない可能性があるとしたのです。その手段とは ↓

伊藤詩織氏は一切主張しておりませんが、彼女は受診していた時に混乱して「コンドームが破損して避妊に失敗した。そして性行為の時間はAM2時~3時」と申告した可能性があるとの話をでっち上げてカルテに記載されてある時間は、事実ではないとしたのです。

中山孝雄裁判長、鈴木博裁判官、日暮直子裁判官は、多分下記のドラマを見ていないと思うので、リンクも貼っておきます。
Dr.House 『Everybody Lies』 
MAPを処方する医師は、本人の不注意により望まない妊娠のリスクを負った場合は、患者に指導する義務があるそうです。(Xアカウントちくわぶ様の情報)伊藤氏は、高尾医師に対し申告した内容は「行為の時間は明け方」だけであると主張していますが、MAPを処方する医師は避妊に失敗した原因を必ず問診します。「山口氏から合格だよの言質を取る為に生でやらせたのが避妊に失敗した原因」なんて事を申告できるはずが無いのです。失敗の責任をコンドーム製造メーカーに押し付けるのが一番の良策だと考えたのでしょう。実際かなりの割合で避妊に失敗した原因をコンドームの製造メーカーに責任を押し付けている女性がいるとの話です。


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