JSTQB FLを取得しました - 社内技術LT会で発表した資料を公開しました

社内で開催された技術LT会で、ソフトウェアテストの資格を取得した話をしました。

取得した資格は、QAエンジニア内では有名なJSTQB の Foundation Levelです。

社内のQAには取得者が多いので、当初は発表等をするつもりはありませんでした。しかし昨年末に大阪へ出張してチームメンバーとざつだん ※1 をした際、プログラマーから「テストの資格なんてあるんだね」と驚かれたことをきっかけに

・QA以外には知られていないのかも

・会社のお金で受験するわけだし(合格したら全額、不合格でも半額補助)学びを広くシェアしたい

と考え、月1で開催されている社内の技術LT会 ※2 で発表することにしました。

※1 ざつだん:チームメンバーと気軽にコミュニケーションを取るための会で、業務時間中に実施される。内容は仕事に限らない。転職してすぐ「ざつだんしましょう!」と言われ「えっ仕事中だけど…?」とびっくりした。

※2 社内の技術LT会:カジュアルに技術の話をするイベント。社内のつながりをつくる目的で活動している WASABI チーム(https://note.com/hokatomo/n/ndfda11f5cc93)の主催。


発表後は

・欠陥に関する用語に「へえ〜」と思った(プログラマーより)

・勉強したことを業務に活かしていてえらい(先輩QAより)

と、嬉しい反応をいただきました。

特にプログラマーからも「勉強になる」と言ってもらえたことは嬉しかったです。QAに限らない場で発表してよかったなと思っています。


資料の中にもありますが、受験を通して一番変わったことは「実装前にいい指摘をしたい」という思いが芽生えたことです。

私の所属するチームではQAがリファインメント(要件検討会)とその後のプランニング(仕様検討会)に参加しているので、仕組み上は指摘をする機会があります。ただし、実際にいい指摘をできるかどうかはQAの技量にかかっています。

今までの私にとって、リファインメントやプランニングはバックログ(新規機能)を理解する場でした。その後試験設計をする中で疑問が浮かび、実装中のプログラマーに質問することが多かったのですが、もっと早くフィードバックできる仕組みがあるのに、できない自分にもどかしさを感じていました。

受験後、もっと準備をして臨もうと考えを改め、下記の行動をしました。

・関連する機能を触る

・関連しそうな過去の試験仕様書を見る

・過去の不具合で関連しそうなものを探す、見る

最初は時間までに間に合わなかったり、頭がパンクしかけたりしていました。でも続けているうちに少しずつ余裕が出てきて、指摘に対して「あー、確かに」「あー、抜けてましたね」という反応をもらえるようになってきました。

もちろん完璧ではなく、抜け漏れをチームメンバーにフォローしてもらう度に反省する日々です。ただ、この受験をきっかけに行動を変えることができたので、資格を取得してよかったなと感じています。

お客様に価値を届けるために、これからも学び続けて、頼りにされるQAになりたいです。


学びを発表したり、こうして文章に残したりすると、ふりかえりになるのでいいなと気づきました。今後もマイペースに続けます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?