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三重県四日市市へ…


昨日は、朝8時の新幹線に乗って三重県四日市市へ議会運営委員会の視察へ行ってきました。

「ハラスメント条例」と「市民参加の開かれた議会」について学びました。

糸魚川市議会では、議会運営委員会でハラスメント条例について議論が重ねられています。(写真は四日市市議会facebookより)


議員間や議員と行政職員、さまざまな場面において、ハラスメントを考える上で一番課題になるところは、

行為者自身に相手を不快にさせたり、傷つけたりする意図はなくとも相手がそのように感じたのであれば、ハラスメントが成立する」

という点だと考えます。

この点について…四日市市議会では、

認識の差を埋めること。
「自分が若い頃は普通だったこと」は、今は普通ではないかもしれない。
制定が終わりではなく、検証を重ねること
条例の制定で行動を正し、防止をすることが大切だとされていました。

また、ハラスメント条例が「気軽にお互いや議員を牽制するためのものであってはいけない」とのお話もありました。

事案があった場合の相談体制も整っておられ、大変勉強になりました。


私個人の考えですが…
ハラスメントに至る前段がコミュニケーションであることから、普段からの人間関係の構築が大きな要素のひとつとなっていると思います。

一方には、ハードルが高いかもしれませんが、自分の考えや気持ちを過度に抑え込まず、正直に伝えること。
と、
もう一方には、身分や権力を誤解して、自分の考えや気持ちを自由に伝えすぎていることに気づくこと。

この双方の、人としてのコミュニケーションが上手く作用していれば、ハラスメントに至りにくいのではないかと考えます。

感情も絡むことから、お互いに心の余裕を持ち、人としてどうあるべきか、また、議員としてハラスメントを考えるなら、「公人」の認識と、その時代に合ったコミュニケーションを常に心がけることも必要と考えます。


世の中には、さまざまなタイプのハラスメントが存在しますが、どちらが強くてどちらが弱いという認識をお互いに無くす努力と正しい認識が深まるといいなぁ…と思います。


「ハラスメントへの偏りや乱用は、お互いを不幸にする」ことも、注意深く考えたいところだと思います。


12月議会が、今月末から始まります。
今回の視察を活かしながら、さらに一歩進めた議論へつなげていきたいと思います。


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