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不利なジンクスに縛られる事への考察、不利益の裏側の利益とは

ここ10年くらいだろうか、自分のメンタルがやられてる時に限って強く発症する症状がある。ジンクス縛られ症候群。
例えば、
この服を着ていた時に悪い事があったからもう着れない。(洗濯したら大丈夫と思えるかも)
足を組むとなんか悪い事が起こりそうで足組めない。(これはもうむしろ願掛けみたいにもなっていて、もう2年くらい足組んでない)
雨に濡れると不幸になる。(予感がする)
みたいな、まだまだある、非常に自らを生き辛くする謎のジンクスたち。

ヨーロッパでは、自分のメンタルに支障が出た時に、プロフェッショナルに話を聞いてもらい、あたまの中を整理するのを手伝ってもらうというのは一般的で、わたしもそんな時はサイコロジスト(精神科医、セラピスト)に会いに行って、問題同士の結び目がこんがらがった状態をすこし緩めに行く。
昔、そのセラピーの先生に、このジンクス縛られ症候群の話しをしたら、こんなことを言っていた。

「人間て、究極に言うと脳は無意識に自分が利益になる事しかしないんですよ。そのジンクスたち、あなたにとってなんの利益になってるんですかね?」

なるほど。。。
根本的に言っていることは理解出来る。
けどなんで?どう考えても不利益でしかないのに、なんでわたしはいつもこの謎の拷問を自分に科せるのだろうか。
その時は全く腑に落ちず、この矛盾について考える事を辞めてしまった。

最近またこの厄介なシンドロームが発症中で、
でも、今回はその矛盾に向き合ってみようと思った。もしかしたらやっと向き合う準備が出来たのかも知れない。

現代人、何か疑問があればとりあえずネット検索。(脳が老化)
調べてみると意外にも同じようなシンドロームを抱えている人が少なからず居ることに驚きを覚えた。。。
あ、自分だけじゃないんだ、これ。
そのうちにある人の意見ですごく腑に落ちるものが見つかった。

モノや現象のせいにすれば、自分の責任であるという事から逃れられるという一種の逃げ。

そうか、わたしが自分に科していた不利益の利益は、無意識に何か他のものにせいにして、自分を守る、という事だったのか。(厳密にいうと、ただの現実逃避であり責任逃れ)

ついでに、こんなことも。

まずは洋服や物のせいにせずに、あなたが嫌な目にあったのはなぜなのか、ちゃんと現実的に考えてください。
自分と向き合って、本当はなにがいけなかったのかちゃんと向き合って考えれば治ると思いますよ。

ついでにChatGPTにも聞いてみた。

経験と物体を結びつける脳の生理現象。
過去の経験が、現在の行動や感情に影響を及ぼす。

仕組みがわかったところで、自分の思考パターンの謎が一つクリアになった。
せっかく自分を守るのなら、自分をおとしめることなく、むしろこんなツイストした方法じゃなくたって出来るはず。そうであった方が精神衛生上、健康的だ。

まずは足、組んでみるかな。。。

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