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不退転の覚悟とか、退路を断つとかしなくていい #9

またまた仕事の話で創業やアトツギ支援や事業再生支援などをしているとかなりの確率で「覚悟」とか「退路を断つ」という言葉に出会います。

ただ私、かなり人を追い込む言葉だと思うと同時に、人から言われる言葉じゃないよな、と違和感があった中、澤円さんがそれについて言及してくれてたので、嬉しくなってアップ。

人生はオプションフリー
サムライ文化じゃないのだからゼロ100で考える必要は無い

よく耳にする成功体験の中には、「退路を断ったからうまくいった」「不退転の覚悟で取り組んだ」などと言う表現やエピソードがありますが、そんなことをするとかえって精神的に安定しない状態を生み出してしまうことがあるので、僕はそこまで仕事で自分を追い詰めない方が良いと考えています。

澤円「メタ思考」p.217

何かをすれば、後戻りができなくなってしまう、とか失敗は許されない、と言う空気感が若者をチャレンジすることや果ては結婚から遠ざけているのではないか、と尾石晴さんがXでつぶやいていたことにも共感です。

先日、アトツギ甲子園の地方大会で審査員方のコメントが一つ一つ素晴らしかったのですが、
「あなたたちは背負ってしまった人たち」
と言っていた人がいたのが気に掛かりました。

「責任があるんだよ、わかってんのかよ」と言うのは、人から言われたくないです。(。-∀-)

それに、これからの社会はますますオプションフリー。いろいろなところに命綱をはっておいていろいろな挑戦をすればいい。

何度も言いますが一番恐ろしいことは心理的プレッシャーで「余裕」がなくなり、とんでもない判断ミスをすること。

メンタル第一、仕事は第二と佐久間宣行さんも著書の「ズルい仕事術」で言っています。

不退転の覚悟とか退路を断つ、とかいらない。
ただ、ゲームは降りない
ゲームはいろいろな継続の仕方がある。 
人生はオプションフリーと考えた方が、健全なメンタルが保てそうです。

たかが仕事
他人から追い込まれから、華麗にスルー、逃げるが勝ちです。

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