緊張と弛緩

私は小学生の時、父の仕事のために転校したことがあります。

友達がいきなりゼロになりました。

まるで別の群れに放り込まれたサルのように、行き場もなく、休み時間も椅子に座ってじっとしていました。

さびしかった。


その状況が変わり始めたのは体育の時間。

ヨーイドンでの全力のかけっこや
高い跳び箱に勇気を振り絞って挑戦する。

そしてコケる,失敗する

すると隣の子とリラックスして目が合いました。

そして突然、心の壁は崩れ落ち初めたのです。


もともと人は、体を使って皆と同じことをすると、同調効果で仲間意識が芽生えます。

本能により、同じ動きをするものは同じ考えの仲間だ、と感じ取るのです。


それに加えて、全力を出したり勇気を振り絞った時の「緊張」が、ゴールや失敗した時の「弛緩」を生み出してくれました。

そしてリラックスして周りの子と接することができるようになったのですね。


緊張と弛緩には大きな力があります。

小学生だけではなく大人でも、周りの人と仲良くなるために使えそうですね。






それでは。

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