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孤独と思い込んでいたけど、実は孤立していた話。


 「ういんたぁ〜す」。さまぁ〜ずのYouTubeチャンネルでお2人とふかわりょうさんがコラボして「夏も冬も」という曲を出した。そのなかでふかわさんのフレーズにこんな言葉があった。

孤独じゃないです。孤立です。

 これを聴いた瞬間にそれ以後の歌詞が全く頭に入ってこなくなった。薄々気づいてはいたけど、言語化しないようにしていた言葉だった。今の私を表す最適な言葉。

 中学校の頃から自分が周りから浮いてる感じがしていた。自意識過剰を拗らせていたのもあるけど、とにかく話が合わなくて、まるで異国の人と会話をしているように感じることもあるくらいだ。外人に道を尋ねられて、英語に自信がないから笑って誤魔化す感じがずっと続いていた。そんな状態が続いて人と話すとしんどくなって、気がつくと心をシャットダウンしていた。

そんな中学時代を一言で表すなら「孤独」。あのフレーズを聴くまではそう捉えていた。自分から進んで人を避けた。積極的な後退だ。私は何も悪くない。と。
そうしないと自分を保てない気がしていた。そして、現実を受け止める勇気はなかった。

 いつか向き合わねければならないこと。そのいつかが来てしまった。しかもストレートな言葉で。

孤独じゃないです。孤立です。

 私は孤独なんかじゃなかった。孤立していたんだ。この「孤独と孤立」は私の中でも結構なウェイトを占める。だから今すぐに受け入れろと言われても簡単にできることではない。突然、あなたがお母さんだと思っていた人は実は違う。なんて言われてもすぐに受け入れられないのと同じだ。

 少しずつこの現実と向き合って、「孤独」と思って過ごしてきた過去の私を労りながら受け入れていこうと思う。


 ちなみに、「夏も冬も」はいい曲なのでぜひ聴いてみてほしい。

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