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なんどでも、熱海。

先日、高校時代からの友人たちと、熱海〜伊東エリアを1泊旅行してきました。
女子旅というやつです。


なんだかんだで、公共交通機関を使ってこんなふうに複数人で旅するのが久しぶりで、とてもわくわく。そしてやっぱり電車もいいなぁ〜としみじみ。


結論から言うと、『わたしは熱海に家を買いたい』


と、思うほどに、本当に心地がよかったです・・・。

熱海や伊東エリアを訪れるのは初めてではありません。
だけど何度行っても、行くたびに、
もしくは歳を重ねるほどに、
このエリアの魅力に引き込まれてゆきます。

山あり、海あり、温泉あり!
宿場町ならではの歴史や、レトロな街並み、進化し続けるご当地スイーツ。

これらがすべて揃った街って、他にないんじゃないかな。
そんなわたし達の熱海旅を、少しチラ見せです。

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東海道本線からの景色


乗れなかった踊り子号


よく分からないけど、今回の旅では踊り子号に乗れませんでした。笑

乗る気満々で事前にチケットを買ったつもりが、
買っていたのは乗車券のみ。

東京駅で合流して、え??乗れないじゃん!となり、(遅い)
苦肉の策でグリーン車に初挑戦することに。

なんとまあこれが本当に快適。
チケットもスマホで一瞬で買えて、
座席の上でピッ!として乗るのです。

過去から来たんかというくらいにこの仕組みに大感動し、
缶ビールをお供に鈍行で向かったのでした。

そして「明日こそは!」とその日の夜のうちに帰りの踊り子号を、
今度はきちんと座席を指定し特急券を購入し就寝。

しかし翌る日、ビーチでチルし過ぎて最終の踊り子号に乗り遅れ、
またも頭上でピッ!として帰路についたのでした。


ハトヤホテル


今回のお宿は、レトロ可愛い『ハトヤホテル』さん。

友人と飲みながら勢いで予約した旅だったので
どんな経緯で決定したのかよく覚えていませんが、
レトロだけれど、豪華で煌びやか。
ちょっとバブリーな昭和の時代にタイムスリップしたような気分を味わえました。

宿泊棟と本館をつなぐ、名物・空中通路(勝手に命名)
お部屋からは海が見えます

温泉に入って、上がったら卓球をして。
そういえばちょっと怖さも感じるレベルのゲーセンコーナーもありました。
ここは一人で来るよりも、気心知れた友人達と来られて大正解なホテルでした!◎


MOA美術館


翌朝、もう一度温泉に入って、バイキングの朝食を終えチェックアウト。

伊東駅前の商店街でお饅頭を買ったり、
粋な喫茶店で珈琲を嗜んでみたりしたあと、熱海へ行きました。

熱海駅から大きな看板がみえる、『MOA美術館』
ずっと”モア”だと思っていましたが、”エムオーエー”だと知る。

駅前でほんのちょっとお安く買える前売り券をゲットし、
バスで山を登り、頂上にそびえる美術館へ向かいます。

いい!!いい眺めだ!!!!!!!!

この立地だからこその景色も、緑あふれる広い敷地内も、
山の中をエスカレーターで上がってゆくその構造も、
なんでもっと早く来なかったんだろう!!!と悔やむほど
素晴らしい場所でした!


そしてこの日はちょうど、『富嶽三十六景と東海道五十三次展』という、
日本人なら誰しもが「学校で習ったやつ!」となる展示がありました。

これがまた大変見応えのある展示で、
年々、美術館を回るのが楽しくなるお年頃のわたしたちは
かなり時間をかけて、思い思いの感想を言いながら大満喫したのでした。

かの葛飾北斎はかなり長生きさんで、
有名な富嶽三十六景たちも、わりと晩年まで制作されていたことを学びます。


そして 『画狂老人卍齢八十』 という
インパクトつよつよ面白ワードを目にしました。


わたしはこの面白ワードを絶対に忘れたくない。

もし、学生の頃に先生から聞いていたら。
テスト前、いつも最後に無理やり暗記していた日本史の文化財コーナーをもっと楽しめたかも知れない。
いつか子供ができたら絶対に教えてやりたい。

そう心に誓ったのでした。

◇◇◇


高台にあるハトヤホテルやMOA美術館からは
海に浮かぶ初島や伊豆大島がよく見えました。

しかし、もしどちらにも”行ったことのないわたし”だったら
どっちがどっちの島か、わからなかったと思うのです。

実際に友人たちは、奥の島はなあに?という具合でした。

知見が広がった、というと大袈裟だし、そこまでの意識を持って旅行してないけれど、旅をしたこと・訪れた経験が、自分の中で知識として生きていたことに気づき、ちょっと嬉しくなりました。

何度でも行きたいなあ、熱海!


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