【Do it Debbie's Way】
米国の女優デビー・レイノルズによるエクササイズビデオ。いわゆるエアロビクス。
ナディーン・ストロッセン『ポルノグラフィ防衛論』によると、米国オハイオ州で次のような事件があった。
当時、アメリカの複数の州や自治体では、わいせつと考えられるビデオテープやそれを扱うビデオ店を公表し、販売やレンタルを継続した場合は刑事責任に問うと「警告」するという威嚇的な行為を行っていた。そしてその情報源には、右翼団体や宗教原理主義組織から提供された「ブラックリスト」を使っているものもあった。
本作を含むリストを提供した右翼団体”Citizens for Community Values(共同体の価値を守る市民たち)"は、本作を視聴せずに題名だけで、無関係なアダルトビデオシリーズ”Debbie Does Dallas”のどれかだろうと早とちりしてブラックリスト入りさせ、当局に渡していたらしいのである。
直接的には本件で当局の判断に影響したのは右翼団体だが、ストロッセンは同様のエクササイズビデオがフェミニストによっても敵視の対象となっている実例を挙げている。
さらなる実例としてストロッセンは、モースが他のエクササイズビデオをどのように批判しているか実例を引用している。
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