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第5回ゲスト:バーロー祐子さん「通訳は波乗りだ!」と語る、スピード感あふれる同時通訳のスペシャリスト

Hito TERRACE(ヒトテラス・人照らす)では、私たちが「この人は魅力的だ!」と思ったヒトへのインタビュー動画を紹介しています。その人を突き動かす源=マニアック性と考え、そこを明らかにしていくインタビューです。
この記事を観ていただいた方に元気になるヒントがあれば嬉しく思います!
ナビゲーターは、
(株)プロジェクトプロデュース 代表 亀田啓一郎
ゴールデンフラワーズ合同会社 代表 大井きさこ
が務めます。

ゲストのプロフィール紹介🎶

ゲスト:バーロー祐子さん
・アクセス・コンシャスネス認定ファシリテーター
・アクセス・コンシャスネス認定通訳者(同時通訳者)
 祐子さんの「問いかけから人生をクリエイト」ポッドキャストはこちら
 ※アクセスコンシャスネスとは

・1977年:東京都練馬区で婦人服卸業を営む両親の次女として生まれる。
・中学に入り、英語とオーストラリアにものすごく魅了される!
・関東国際高校の英語科が、アメリカのテネシー州のリンカーンメモリアル大学(LMU)への短期留学ができることを自ら調べ進学する。
・東洋女子短期大学を卒業後、海運会社に就職するが、オーストラリアへ行く夢が捨てきれず、22歳の時にワーキングホリデーで豪州へ渡る。
・25歳でオーストラリア人と結婚。IBMテクニカル・コールセンター、エバーグリーン船舶会社での勤務後、3人のお子さんを出産。
・2003年よりオーストラリア・ブリスベンに在住。

今回は、祐子さんからお聞きしたことに対する、私たちの感想や解釈を対話形式で載せてみました。
インタビュー後の臨場感をお伝えできるといいな〜と思っています!
そして、ビデオも観て頂けると、祐子さんの人となりが、よくわかると思います〜

すぐにインタビュー動画をみたいという方はこちらから♪ (42分10秒)

★自分のWILLを認識し、それを大事にしている人

大井:いやあ〜今日もいい話が聞けたね!
亀田:うん!うん!

大井:まずは今回のインタビューの感想はどう?
亀田:自分のWILLを、ちゃんとわかっている人だと思ったよ!

大井:なに?なに?自分のWILLって?
亀田:”WILL-MUST-CAN” の観点でよく考えちゃうんだけどね。

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祐子さんは、WILLつまり「自分は何がやりたいのか」を明確に認識して、その思いを大事にしている人だと思ったよ。
大井:ほんと、そうだね。

亀田:でもさ、自分のやりたいことに忠実であろうとすると、人との調和という観点で軋轢も起きたりするんだけど、それを乗り切ってきてるのが印象的だったなあ!
大井:そうそう、「自分を騙して頑張ることはできない!」っていう言葉は特に心に響いたね。

亀田:「自分は好き嫌いがはっきりしてる」と言ってたけど、自分のWILLが明確に言える人って意外と少ない。いろんな方の話を聞いていると、MUST(期待されていること、ねばならないと思っていること)を、WILL(自分のやりたいこと)だと思い込んでいる人や、現時点でのCAN(自分ができること)がこのレベルだから、この選択をしようと考える人が結構多い。
大井:本来の自分のWILLを忘れてしまっている人が多い中で、何が好きで、何が嫌いかということに自覚的であるって大事なことだよね。
亀田:そうそう。祐子さんはこれが好きだ、これがやりたいという自分のWILLを軸に考えるから、その実現のために自分の能力(CAN)をさらに伸ばそうとするし、岐路に立った時に自分が納得する道を選択できるんじゃないかな。それが道を切り開く力になってると思うな!

大井:さらに、WILLをしっかりと持ちながら、自分が所属する社会の中でやらなければいけないこと(MUST)との整合性をとって適応していくことで、今では、他の人への貢献が自分にとってのWILLになってきているように見える。
私はそこに感動するんだよね❣️

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★英語に取り憑かれたのは、異文化の世界観にたまらなく興味が湧いてしまったから

亀田:中学の英語の教科書の話、驚いたよね。
大井:祐子さんは全く視点が違っていたね。教科書のイラストに書いてある登場人物の髪の毛の色や形、制服を着ていないのはなぜ?といった、その国の文化や習慣に心を奪われているんだもんね。
亀田:そうそう!英語の時間って、文法とか単語を覚えることに意識が向きがちだけど、祐子さんにとっては自分の知らない世界を貪欲に吸収できる機会だったんだね。自分が中学の時はそんなこと思いもしなかったよ。
大井:日本と違う世界を知りたい!という未知への好奇心から、教科書の先のページをどんどん読み進めるようになり、そのためにもっと英語を学びたいという欲求が湧いてくる。お風呂の中でも教科書を手放さず、全部暗記してしまうなんて、なかなかないわ(笑)もうこれは最強!!
亀田:テーマは違うけど、「宇宙の理」を知りたいがために、物理や数学をどんどん身につけてしまう子供っているよね。そんな感覚に似ているのかなあ〜?
本来、学問ってそういうものなんだろうね。大人になってからでも遅くないよね。
大井:かめちゃん、いいこと言うね〜(笑)

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★マッチにシュッと火がつく、この感覚を大事にする

亀田:オーストラリアとの出会いも、中学の英語の教科書っていうところが面白かったなあ。
大井:そうそう、オーストラリアに上陸したイギリス人と原住民のアボリジニの人とやりとりが載っていて、例のごとく、オーストラリアにのめりこんでいくんだよね〜
中学の教科書ってそんな人に影響与えるものだったかしら???笑

亀田:そこから、オーストラリアに行きたい!想いが募り、卒業文集にオーストラリアに移住して、オーストラリア人と結婚するまで書いたら、まさにその通りになった。でも、なぜオーストラリアなのかには理由はない、と言うところが面白いね!
大井:そのピンとくるような感覚を「マッチにシュッと火がつく音がする」と表現したのも印象的だったわ。誰にでもそんな感覚はあるんだと思うけど、その微かな自分の内なる声を大事にする人だよね。
亀田:日本と違う世界をもっと知りたいという欲求に突き動かされて、がむしゃらに英語を勉強し、何故だかわからんが「やっぱりオーストラリアだ!」という直感に従って、就職難の中せっかく就職できた会社を辞めて、ワーキングビザで渡豪する。その前のめりなエネルギーが凄いよね!

★アクセスコンシャスネス®️との出会い〜新たなステージへ

亀田:そんな祐子さんだけど、3人の子育てが始まり、頭がパンパンで夜も眠れない状態が、最近まで続いていたって言っていたね。
大井:そんな時にアクセスバーズ®️に出会って、新たなステージを迎えるんだよね。(注:アクセスバーズとはアクセスコンシャスネスの中の一つのツールで、脳デトックスとも言われて、頭の中がすっきりするハンズオンセラピー)

亀田:祐子さんは、これまでずっとWILLで生きてきたのに、子育てという環境の変化で、「子供のためにあれも、これもしなきゃ」というMUSTが多くなってきたのかなあ?でも本人はMUSTだと自覚してないかもしれないけど、これまでのWILLに従ってやってきたのとは違う感覚でモヤモヤしている時に、アクセスコンシャスネス®︎と出会い、深く関わるようになったのでは?
大井:少なくともきっかけにはなったかもね。

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同時通訳は、ものまねのスイッチを入れて、サーフィンを楽しむ感覚

大井:私は2年前にアクセスコンシャスネスのクラスで、祐子さんとご一緒させてもらって、その時祐子さんは通訳になりたての頃だったのよ。速いスピードで話す英語を日本語に同時通訳していくんだけど、ここ2年間で彼女の通訳スキルの飛躍ぶりが素晴らしいの!
同時通訳って、頭の中で何が起きてるのかずっと知りたかったのよ!
亀田:逐次通訳は、ある程度発言した後でまとめて通訳するから正確に訳せると思う。けど、同時通訳は流れるような会話を聞きながら訳すわけで、次に何を言うかわからないわけでしょ。さらに日本語と英語は文法構造が大きく異なるから、すごい瞬発力だよね!
大井:そうそう!同時通訳のあのスピード感は文法を頭で考えるレベルじゃないんだよね。

亀田同時通訳は「ものまね」という表現で伝えてくれたのはわかりやすかったな。実際に今回のインタビューでも、僕の特徴をよく捉えて真似してくれたよね!
大井:ものまねでは、「その人になりきる」とか「のりうつる」と言うけど、まさに本人に乗り移って、話をしている人とシンクロしながら次に何を言うのか、想像しながら待ち構えている感じなんだろうね。
亀田:祐子さんは「この人は次に何を言うのか、それがワクワクする!」って言ってたよね。
大井:それをサーフィンしてるような感覚って言ったのも面白かったね。
次にどんな波がくるのかワクワクして、その波に乗っていく快感って言ってたね。不安定感と爽快感が入り混じっているスリル感やスピード感を楽しんでるよね。
逐次通訳だと波乗りにならないというのも、なるほどな〜って思った。本当に楽しそうに通訳してくれるので、その理由がわかったわ。

亀田:波乗りって簡単にいうけど、波から落ちたり、そもそも波に乗れなかったりすることもあるわけでしょ。でも、祐子さんの場合は予測不能なものとの一体感を楽しんでる。
大井:不安よりも好奇心が勝つ人って、自分の幅を広げる人が多いよね。好奇心がエネルギーとなってどんどんチャレンジしていくから。
亀田:通訳に限らず、全てにおいて「波にのるコツ!」って興味あるよね。
大井:祐子さんの場合、通訳をする相手によって自分の整え方、準備の仕方を変えているって言ってたね。クッションの位置、コップの置き場所とか、通訳の時は効き耳が違うとか、面白いよね。
亀田:一流のスポーツ選手のように、本番に臨むコンディションの整え方を工夫しているんだね。波乗りって、フロー状態とかゾーンに入るような感じなのかもね。
大井:スペシャリストとして、職人技の感覚を磨いているんだね。こういう表からは見えない話、聞けるの楽しいわ!

亀田:祐子さんって「自分でテンションを上げ、最高の状態に自分を連れていく達人」なのかもしれん!
大井:かめちゃん、うまいこと言うね(笑)

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★Hito TERRACE的な、まとめ

Hito TERRACEは、その人を突き動かす源=マニアック性と考え、そこを明らかにしていくインタビューです。
今回用いているWILLという言葉は、マニアック性につながります。理由なく自分の内側から湧き上がってくる「無意識のWILL」がマニアック性だと思うのです。

ということで、今回のゲスト祐子さんのマニアック性をまとめてみました!

 題して「波乗り状態を楽しむマニア」
🌊「これだ!」=「無意識のWILL」=「波乗りのテーマ」を感じとる
→マッチにシュッと火がつく感覚を大事にする
例)英語、オーストラリア、アクセスコンシャスネス®️、同時通訳

🌊波に乗っている状態が楽しく、快感だから、そのための努力は惜しまない
→波乗り時間を最優先することを自分に許可している、MUSTと安易に妥協しない

🌊波に乗れるように、自分を整える術を編み出すことに余念がない
→テンションを上げ、最高の状態に自分を連れていく手法を探究している
例)人物観察、ものまね、効き耳、コップの位置、クッションの置き場所、座り方等

マニアック性から行動する人は、努力する姿に悲壮感がなく、嬉々とした軽やかさがあります。だから努力が長続きして、達人になるのだと私たちは考えています。
今回の祐子さんのように、MUST感からでなく、自分のWILLを自覚して、WILLに自己投入できるかどうかがポイントなのかもしれません。

ナビゲーター 亀田啓一郎 大井きさこ

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ぜひ、自分を突き動かすマニアック性ってなんだろう?という問いを持ちながら、このインタビュー動画(42分10秒)をお楽しみください!! 

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