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求められていたのは羊ではなく作家との繋がり

今年で2回目となる
"羊からはじまる糸ものがたり"

前回の「はじめまして〜この糸はですねー」と
お声かけさせて頂いた時とは違い、

今回はお声かけした途端に、向こうから
「こないだ羊に会いに行ってきたよー」と嬉しい反応が返って来ました。

中には前回買われた糸を使って、ベストを編まれた方が、わざわざ会いに来てくれたりもしました。それも1人や2人の話ではないのです。

糸の質感から「あの子の糸じゃない?」
と話が盛り上がる、マニアックな光景

明らかに前回とは違う空気感が、
このイベント会場には満ち溢れていました。

皆この場所が、約束の場所であったかのように、全国から集まってきたのです。

羊との繋がりよりも大切なこと

私は今回見ていて、一番感じたのは
羊との繋がりよりも"作家(スピナー)との繋がり"を求めているんだなということ。

このイベントに来店されるお客様の特徴として挙げられるのが、滞在時間の長さです。

こちらから一度お声掛けすると、互いにずーっと話し続けてしまいます。私たちも話したいことが沢山あるので止まりません(笑)

羊の写真や作品を手に取り、話は尽きません

店内に並ぶ作品は、様々な作家さんが出品したものがズラッと並んでいる訳ですが、その中でよく売れていく作品は、やはり実際に店舗に立ってお客様と話している方の作品が多いです。

スピナーにはそれぞれ繋がっている羊がいます。お客様が商品を手に取る際は、「どの羊にしようかな?」よりも、「貴方が繋がっている羊ちゃんはどの子なの?」という選び方をするのです。

なるほどそうか!
今回この違いに気付けたのが、私にとって1番の収穫でした。

ステージが変わっている

私は今まで羊を繋げることに注視して活動を続けてきました。

今回も、
お客様と羊が繋がるにはどうすればいいか。
そればかりが頭にありました。

でも違ったようです。
既にステージは変わっていました。

お客様が繋がりたいのは、
羊ではなく"作家さん"の方だったのです。

もちろん主役は羊です。
その羊を教えてくれる、熱い羊愛を語ってくれる作家さんに、みな惹かれている。惚れている💕
そんな感じに見えました。

どうやら私が羊を繋げる必要があるのは、作家さんまでで良さそうです。そこに私が想いを注げば、自然とその想いは作家を通して皆んなの元へと伝わっていく。

私はただ羊たちと一緒に、皆んなが会いに来てくれるのを待っていればいいんだな〜と思えるような、素敵なひと時でした🌱

みんないい笑顔で今年も無事に終わりました

また来年も皆さん会いましょうね!

たくさんの糸と、それが出来るまでの
羊のお話を携えて待ってま〜す🌱🐑

"羊からはじまる糸ものがたり"
これが私たちの羊との歩み方です。

ではまた、

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