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2024年 婚礼業界改革を完遂しなくては

【2024年のはじめに】
 このたびの石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 また、被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。相次ぐ余震と天候も重なり、不安が募る状況が続いておられますが、皆さまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。
 私は、かつて石川県で宿泊施設の事業再生で深く関わり、事業だけではなく、街の皆様にも大変よくして頂いておりました。私のできる範囲になってしまいますが、少しでも恩返しをさせていただきます。

ブライダル事業をどう捉え、どう進むか。


◆2023年の婚礼業界を振り返ると

2023年に婚礼業界を振り返ると、期待・希望よりも、不安・焦燥に覆われたように感じます。5つの観点でまとめました。
①婚姻届け出数の減少
②2022年は、日程延期のご婚礼を挙げていただく事があり、その組数分も加 
 えて、いよいよコロナによる事業へのダメージは、乗り切れると感じた半
 面、2023年は、むしろ減少傾向である企業の方が圧倒的に多く、事業の縮
 小・撤退を模索する企業が更に増加した。
③一定数列席人数は戻りつつあるが、想定通り、かつてよりは低い水準。
④景気に強い産業と言われ続けたが、特に、都心部を除いた地域では、軒並
 み結婚式の実施率が下がっている傾向
⑤夏場から、見学数が減少している企業が大多数
 (レジャーに余暇と費用を投下する・集客の寡占化が本格化)

◆ここから事業をどう展開するか?

ここ10年間、特に金融機関の方からは、婚礼業界は斜陽産業。
と言われ続けましたが、この世の中で、人口減と連動していない事業は、
果たして何が挙げられるでしょうか?ということを言い続けてきましたが、
今回の婚礼業界に訪れたこの変化は、あまりに急速であり、そして変化の少なかったこの業界に於いては、とても大きな課題をもたらしました。

さて、ここからどうするか?

世の中多くの商材は、世の中の状況と連動して、価格が高騰して、事業を守ります。しかし、婚礼業界は、それを簡単には許しません。
特に感じるのは、2023年秋から続く【集客の寡占化(私は、エリア内での1強9弱と表現しています)】は、ディスカウントをより多くしても受注をしなくてはならないという焦燥感にも繋がり、結果として利益額を大きく圧迫しているような肌感を感じています。

大変なコト、競争環境の分析など、それはそれで必要なのですが、
事業を経営する立場として重要なのは、当然ながら
「今後を見据えて、どうするか?」に他なりません。

2023年中に、業界紙(ウェディングジャーナル様)にて、連載をしていましたが、これまでのような部分的改修ではなく、抜本的な改革なくして、
今後は、戦えないという事を書きました。

◆2024年に実行する事

①2024年 強烈な危機感を感じています。この混乱と焦燥の時代は、
 「分析家」だけでは乗り切れません。「改革の推進役」が必要です。
 私は今こそ、改革の推進役で直接的に貢献することにコミットします。
 また、弊社単体(グループ会社含めて)として動けることは極僅かです。
 業界横断の機能を立ち上げ、推進していきます。業界団体と言うよりも、
 力と想いを持った方と、改革の輪を形成し、大きな活動を推進します。

②連載に寄稿した原稿を再度アップします

◆まとめ

おそらく、これほど大きな分岐点となるタイミングは、しばらくないと思います。ここで貢献せずにいつするのだというくらいの、危機感であり、私のこの業界での最後のミッションと覚悟を決めて臨みます。

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