NFTの教科書〜DeFiの読書 #13
おはようございます🐤
今日は、待ってました、「NFTの教科書」の発売日です。☺
すごく似ているのがたくさんあります。w
ですが、もちろん一番左のベストセラー印のものを今日は紹介していきます。
編集者プロフィール
天羽 健介さん:リクルート社⇒コインチェック社、現在は代表取締役。日本暗号ビジネス協会(JCBA)NFT部会長
増田 雅史さん:弁護士、IT・デジタル関連が得意分野。金融庁のブロックチェーン関連法制の立案に関わる。
すごい人たち…増田さんのこちらのリンクは必読ですね。
第1章 NFTビジネスの全体像
この本はいろんな人のいろんな記事から成り立っているようです。
体系的にNFTの歴史から、アート、スポーツ、メタバース、ゲーム、マーケットプレイスなどなど、ひととおりのことを勉強することができます。
9つの主なマーケットや、人気のゲームなどの紹介も面白い。ひととおりやってみたいな…全部触ろうと思うとなかなか時間がとれないですけど。いくつかでも触れてみたいです。
第2章 NFTの法律と会計
ここが、僕が今一番気になっているところ、NFTの法律と会計です。デジタルの世界の法律はまだまだ未整備であり、一般的な感覚からはかけ離れていることがあります。
例えば、デジタルデータには「所有権」というものが存在しないって知ってましたか? 現在の日本の法律ではそうだということです。所有権は形のあるものに発生しますが、デジタルデータには形がないので所有権は発生しないということです。「データの入ったUSB」には所有権が存在するそうですが…
中身では具体的なアートNFTの取引事例からNFTのまわりの法律や規制を学ぶことができます。現在はまだまだNFTまわりの法律や規制は未整備で、ほんとにケースバイケースだということです。
特に、具体的な事例を紹介した「3.アートNFTに関するケーススタディ」がめちゃくちゃ参考になりました。こんな内容がありましたので、興味のある方はぜひ買って読んでみてください。
(1) 著作権に基づくライセンスと、複数のプラットフォームをまたいだ売買
(2) アーティストによる著作権の譲渡
(3) 同一アート作品の複数NFT化
(4) 他人の著作物のNFTアート化
(5) NFTアートへのアクセスの永続性
(6) アーティストへの利益還元の限界に関する問題
そしてこの章の4として「アートNFTを保有することの本質とは」という内容があります。筆者曰く、
・アーティストやアートの「パトロン」としての地位
・資産の保有者としての地位
・デジタルアートの「所有」?
ここは本当に興味深いところです。現在の日本の法律では「所有権」と表現することは適切ではなさそうですが、それでもなおアートNFTは、「所有」に似た効果を実現しようとする野心的な取り組みだと結論づけられています。
NFTの法規制を学ぶにあたって、暗号資産の法規制を学ぶことは避けて通れないので、そのへんからしっかり勉強することができます。
また、会計処理、税務上の取り扱いについても詳しく書かれていますので、今年の確定申告に役立つと思います。でももっと詳しくはご自分の担当の税務署まで!
第3章 NFTの未来
最後に、NFTの未来を語ります。
NFTは可能性の塊だということです。僕自身、NFTは可能性の塊だと考えているので、この章も楽しみです。
まとめ
複数の著者による、さまざまな角度からNFTをとらえた記事のオムニバスで、自分の興味のあるところから読むことができると思います。
一方、この本があればNFTを始めることができるというものではないので、別途ネットでハウツー記事をひろうか、まとんさんのこちらの本が参考になると思います。「アーティストになる方法」として書かれていますが、購入する方法ももちろん書かれているので。
それではまた、NFT〜(@^^)/~~~
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