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専門職業家を制す!

おはようございます。🐤

今日は専門職業家を制します。一回ちゃんと覚えましょう。あいまいではなく!

とりあえずこれをやってみてください。

2024年1月基礎編 問41

顧客のプランニングを実行するうえで専門家との協働が必要な場合において、ファイナンシャル・プランニング技能士が依頼する「不動産関連の業務」と「その業務に適した専門家」の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定1級 2024年1月 基礎編  問41
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji02.html
  • 土地所有者の住所変更登記の申請=行政書士
    ✖「住所変更登記」は2026年(令和8年)4月から義務化されます、旬!ちなみにこの住所の変更は司法書士の独占業務みたいです。土地家屋調査士と紛らわしいけど、行政書士ではないので✕を確定できるでしょう。

  • 筆界特定の手続=不動産鑑定士
    筆界特定は土地家屋調査士の独占業務です。表題部の登記に関係するから不動産鑑定士と覚えたら良さそうです。

  • 地積更正登記の申請=土地家屋調査士
    ⭕️地積は表題部=表題部の登記は土地家屋調査士の独占業務。

  • 建築物の設計、工事監理=管理業務主任者
    たぶん建築士。調べてみたら「管理業務主任者」はマンションの管理人とかです。

関与すべき専門職業家

学科では「専門家」と言っていましたが、実技では「専門職業家」と微妙な呼び名に変わります。これはほんとうにFP1級実技試験の独特の呼び方です。嘘だと思ったらGoogle検索してみてください。「専門職業家」も、さらには「職業家」という言葉さえもあまり使われない言葉であることがわかります。

誰だよこの言葉使い始めたの。

ということで、我らがビジ教テキストの2ページを開けてみます。(私は「不土宅弁司税(ふとたくべん・つかさぜい)」という覚え方をしているので、その並びで並び替えます。

不動産鑑定士

独占)「不動産鑑定評価書」の作成
・適正な地代(家賃)の算定
・適正な不動産価格の算定
・土地建物の評価額の査定

土地家屋調査士

独占)不動産の表示に関する登記の申請手続
独占)登記に必要な土地家屋に関する調査や測量
・隣地との境界の確定、地積更正登記
・分筆登記
※測量士は主に工事関係の測量

宅地建物取引士(宅地建物取引業者)

独占)重要事項の説明
独占)重要事項説明書(35条書面)への記名押印
独占)契約書(37条書面)への記名押印
・賃貸借の媒介依頼
・不動産売買の媒介依頼
※媒介は業者(宅建免許を受けた会社)しかできないという意味だと思う、たぶん。

弁護士

独占)法律事件における一般の法律事務についての相談、判断、アドバイス
・遺言書の作成や遺産分割、債務整理等の法律相談(司法書士も可)
・定期借地権等の契約内容の検討
・贈与契約書、売買契約書、交換契約書等の内容の検討
・建設協力金方式の契約内容の検討

司法書士

独占)権利部の登記(所有権、抵当権)
独占)法務局に提出する書類の作成
・遺言書の作成や遺産分割、債務整理等の法律相談
・定期借地権等の契約内容の検討

税理士

独占)税務書類の作成
独占)税務代理
独占)各種税金の試算、相談
・賃貸計画の収支計算

設例から読み取る練習

2023年9月30日 Part2

  • 土地の測量、分筆……土地家屋調査士

  • 土地売却(媒介)……宅地建物取引士(業者)

  • 土地の価格の算定……不動産鑑定士

  • 課税関係    ……税理士

  • 所有権移転登記 ……司法書士

  • 借地権、建設協力金方式の契約……弁護士、司法書士

END

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