見出し画像

【子育て】登校前にポケモンカード・ジプシーになる親子の会話【経済】

ここ数日、我が家ではポケモン・カードが
話題にあがっていた

なぜなら、昨日10月27日は
私の母の誕生日なのだけど
ポケモン・カードが発売される日だった
しかも2種類同時に!

一昨日のこと
普段は朝なかなか起きない息子さんが
自発的に起きた!
起きて第一声が
「ママ〜、コンビニいくぞ!」
「?」
「ポケカ!!」
「あ〜あ」
いつもならダラダラとなかなか着替えもしない
息子さんが秒の早さで着替えて急かす
車に乗っていざコンビニへ……ない。

2軒目……ない

とここで母は気づく
今日って26日じゃん!(←この辺ADHD的)
「むすこさんにすっかり騙されたー」
「だってママが明日の明日って言ったじゃん」
「え〜言ったっけ??」(←記憶が全くなし)

と言うことで帰路につく
このポケカフライング事件の功名により
いつもより早く学校に行けた息子さん

そして、夕方
帰ってくるなり
「本屋さん行きたいなぁ」
「え〜、いいよ」
この身軽さは2人暮らしならではだ
息子さん本が見たいと言ったのに
お店の前にあるクレーンゲームが気になる
このクレーンゲームの景品はポケカだ
「1回だけやる」と言うので見ていると
当然ながら取れそうにない
一度、店内に入ったものの
クレーンゲームが気になる息子さん
「やっぱりもう一回やる!」と

しかし
次にあった時には、持っていた百円全て
つぎ込んだらしい
次の日が発売日だというのに…

そして

発売日の昨日 
自力で起きた息子さん
朝6時前から「行こう行こう」と騒ぐ
冷静な母はネットでリサーチ
「なんか7時とか10時から売り出すことが
 多いみたいだよ。早いんじゃない?」と

その後も何回か「コンビニ行くよ!」と
騒ぐ息子さんを受け流し
6時半過ぎに出かけることに…

しかし、途中で拗ねる息子さん
彼の言いぶんは、
「昨日クレーンゲームに全財産をほぼ
 つっこんだから自分は買えないから帰る」
というもの

何わかりきったふざけたこと言ってんねん
そういうの自業自得って言うんだよ
怒りと言うか呆れる母

1軒目で7時から売っていることが判明
ポケカと言うのは1人◯◯パックまで
などの購入制限がある

最近とある事情で、学力低下と言うか
学校のテストの点が下がっている息子さん
お母さんと勉強をすることを条件に
お金を貸すことにする(甘い母親)
実は、息子さんが約束を守るとは思ってない
少しでも守ってくれたらラッキー

『お金を貸すときは
 あげる気持ちで貸せ』
と言うのは亡き父の教えだ

結局、3軒コンビニを回って
見事3軒ともゲットでき大満足な親子

ポケカ・ジプシーの間に
結構、息子さんにお金を貸したし
息子さんにこんな話をした

「ママさぁ、悩んでることがあって
 お金をさ、今息子さんの喜ぶことのために
 使うのがいいのか
 お金を高校や大学の入学資金のためとか
 子どもの将来のために貯金するのがいいのか」

「つまり、お金をいつ使うべきか
 お金を〝お金〟という形で取っておくのが
 いいのかって問題だね」

「この前、昭和30年の10円玉があったじゃない
 あれって当時はもっと価値があったの」
「100円とか?」
「100円かはわからないけど
 昔は物価が今と違って
 タバコ1箱が40円で買えたり
 キャラメルが1箱20円で買えたり」

タバコの現在の平均価格は500〜600円らしい
キャラメルは120〜130円くらい

10円はタバコを基準に考えると
なんと150円
キャラメルでも75円の価値がある

しかし
その同じ10円玉を現在で使うと10円だ
うまい棒1本買えやしない(涙)

そう考えると奥深いしロマンすら感じる
自分が生まれる前の硬貨が今も流通していて
自分の子どもが使っているのだから

「今、その10円玉は10円としか使えないから
 その10円玉はかなり価値が下がってしまった
 ことになるよね?わかる?」

「うん。」(本当か??)

「お金は信用によって価値が決まっているから
 インフレ…物価が上がればお金自体の価値は
 下がってしまうっていう経済の話…」

と言って話題を変えた

「パパはさぁ、
 小さいうちに旅行に連れて行っても
 どうせ記憶に残らないし無駄と言うんだけど
 ママは違うと思うのね」

「ボク、結構いろいろ覚えているよ」
「それに、忘れたとしても
 ボクは今が楽しいのがいいな」

そうかぁ…
そう言えば……

息子さんが、卒園式に母への感謝として
言ったのは
『いつも一緒に遊んでくれてありがとう』
だったな

小学校1年の懇談会で
机に置かれていた『お母さんの好きなとこ』には
素っ気なく
『いろんなところにつれて行ってくれるとこ』
と汚い字で書いてあったな

また、一緒に遊びに行こうね
君はなかなかいい母の話し相手ですw