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この状況を変えるには…

アラブは即時停戦を望んでいるが
アメリカなどは人道避難のために
攻撃を一時停止する事をイスラエルに
要請している

パレスチナに人道避難など存在しない
避難する事は日本人が思うような
一時的な避難なんかではない事を
ガザの人達はは知っているのだろうと思う

避難したら2度と祖国の地を
踏めなくなるかも知れないことを

もっと言うとそこが祖国では
なくなる可能性すらあることを

1948年にナクバをを経験している
パレスチナ人にとって
これは人道避難ではなく
ナクバの再来だと感じているのだろう

ナクバの事は、
今回のイスラエルの空爆によって
命を失うパレスチナの子供たちの多さに
心を痛め調べ出すまで知らなかった

ナクバ【アラビア語:النكبة‎、大厄災、大惨事】

1948年にパレスチナ人の社会と祖国が破壊され
大多数のパレスチナ人が恒久的に退去を
余儀なくされた出来事を指す。
この用語は、1948年の出来事とともに
パレスチナ領土(占領下のヨルダン川西岸地区・ガザ地区)
においてパレスチナ人が継続的に占領されていること

さらには、パレスチナ領土や難民キャンプでの
迫害と強制移住を指して用いられる。

ナクバで、シオニストの民兵によって
531のパレスチナ人の村が地図から消され
70以上の虐殺が行われた
結果1947年から1949年の間に
15,000人以上のパレスチナ人が死亡
それ以来、故郷の村や町、都市に戻る権利を
否定されつづけた。

シオニストは、
ユダヤ教で神から与えられた約束の地
パレスチナに自分たちの国を創ろうという
理屈でパレスチナに移住
国連のパレスチナ分割決議を受け
建国を宣言した

イスラエルの建国に伴い、それまで
イスラエルとなる地域に住んでいた
パレスチナ人が理不尽に祖国を追われ
この時も虐殺などが行なわれたが
おそらく〝国連の分割決議〟を盾に
自らの行為を正当化したのだろう

ではなぜ、パレスチナは
分割決議を受け入れて
建国宣言をしなかったか?

それは
以前の詳しくは記事に書いているが
アラブ人にとって受け入れがたい
理不尽な歴史的経緯と不平等な条件だったから

国土分割条件は
パレスチナに古くから住む
多数のアラブ系住民に43%
新しく移住してきた
少数のユダヤ系住民に57%
の土地を与えるというものだった

しかも、当時ユダヤ人は30%しか
いなかったという…

つまり
人口比率7:3なのに、土地は4:6
ということになる

それ以上に分割を受け入れる事は
イスラエルに受け渡す地域に
元々住んでいるアラブ人達が
自分たちの生活していた土地から
移住を余儀なくされる事を意味するからだ

ただの移住じゃない
別の国になるのでパスポートなしに
帰れなくなるかもしれない
最悪の場合は、2度と祖国の地を踏めない
故郷がなくなってしまうのだ
(現在は、最悪のパターン)

突然
『あなたが住んでいる地域は
 明日から別の国になるので
 土地、家を明け渡して
 日本として残る地域まで
 移動して下さい』
と言われたらどうだろうか?

まだまだローンの残るマイホーム…
思い出の残る土地
コミュニティーごとの移動なんて難しい
親しかった近所の人々、友達などとは
別れ別れになるだろう

自然災害でさえ納得いかない状況が
人為的に起こるのを笑顔で受け入れられる人など
ほとんどいないのではないだろうか?

それが、ナクバである

イスラエル国内となった地域に住んでいた
ほとんどのアラブ人はユダヤ人によって
強制的に移動を余儀なくされ
その中で虐殺も行なわれた

ほぼ着の身着のままで移動させられる
パレスチナの人々


そして、第一次中東戦争を皮切りに
何十年にも及ぶ中東戦争へとつながった

ガザのビーチ難民キャンプから、さらにレバノンやエジプトに海から避難するパレスチナ難民 ©1949 UNRWA Photo By Hrant Nakashian

何かに似ていないだろうか?

9日、ガザ地区北部から南部へ避難する人々=ガザ地区中部(ロイター=共同)

すでに、ハマスを殲滅したあと
イスラエル軍は〝治安維持〟を
理由にガザに関与(おそらく占領)を
しようとしている

ガザを南北に分け

南にハマスの残党がとか言って
壁を築くだろうと個人的には思っている
悪い妄想で終わればいいが

10/13付けの流出文書があったという

そのC案を見てあながち検討はずれでもない
ことがわかりゾッとした

この〝出口戦略〟(戦闘終了後のガザの統治)
についてイスラエルは3つの案を検討している
あくまでも極右シオニスト政権が示す事だが

BSフジ プライムニュース

A案、B案については
パレスチナに独自統治の能力がない事を
示すために書かれたものだろう
C案の統治は〝?〟となってるが
明らかにイスラエル側であることは確かだ
直接、イスラエルが統治しなくても
傀儡政権にする事も可能だし
アラブ人の隠れシオニストという可能性もある
と個人的には思っている

国際社会の目がガザに注目する裏で
ヨルダン川西岸地区でも
イスラエルの入植が急速に進められ
衝突が激化していると言う

テロと戦争の違いは
戦争にはルールが存在するが
テロにはそれが存在しないということ
という事らしい

すでに今のイスラエルの攻撃は
自衛を主張しているがその域を超えている
既に戦争犯罪の域でありテロ国家と
言われても仕方ないと個人的には思っている

武力による領地の占有
日本は、そして世界の国々は
それをさせてはいけない

しかし、この状況を変えるには
国際世論だけでは難しいかも知れない

ふと

この状況を変えるには
イスラエルのユダヤ人が
声を上げ立ち上がらなくてはいけいと
頭の中で浮かんだ

ユダヤ人が
反シオニストを平和を唱え
共存の道を模索しないと

双方で無辜の子供たちの
命が危険に晒され、残酷に奪われる