辻村深月『この夏の星を見る』を読みました。

コロナ禍の学生たちの心情がよく書かれてるなと思いました。
大人よりもずっと狭い世界での学生生活、その中にコロナが起きて自粛を迫られた時、もっとどうしようもない気持ちになったんだろう。
大人が決めたルールを押し付けられて、大人は子供を気遣う余裕もない。
そんな日々だったと記憶しています。

ひどい噂も飛び交いました。憶測の域を出ないものも多かったと思います。

私たち大人は、子どもたちに運動会や球技大会、修学旅行など、たくさんの行事がなくなりました。
とても可哀想に思っていました。
少しずつ日常生活が戻っていく中で、失ったものは取り戻せなくても、楽しそうに過ごしていました。
その思い出は、過去の人と比較して良い悪いと言えるものでもないんでしょう。

〝スターキャッチコンテスト〟素敵だなぁと思いました。月を星だというのも天文をしている人の視点だなぁと感じました。
手作りの望遠鏡で星をつかまえる。ISSを日本中で見つける。
やったことないことばかりで、ワクワクしました。

今度は天体望遠鏡のあるキャンプ場に行って、私もスターキャッチしてこようと思います。

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