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どんぐりずの like a magic がキラキラした夜、ものすごく遊びたくなった話

なにを隠そう、過去私は Tinder のプロフィールにこう書いていた。

「 yonawo とどんぐりずで一緒にチルできるひとが理想です」

私のTinderプロフ(今は違います)

なのでどんぐりずが Neibiss と yonawo とライブをすると知った瞬間、もう即チケット買ったよね。そんな共演があり得るのかと思ったよね。実現しちゃいました。

ちなみにそのとき結局 Tinder で理想のかたに出会うことはなくて、もうずいぶんそういうアプリもほったらかしてます。枯れてる~。

というわけで1/27、行ってまいりました、リキッドルームに。

Neibiss のことは今回はじめて存在を知って、ちょっとだけ予習していきなりライブを見たわけだけど、物怖じしないというか、肩のちからが抜けていてとても良かった。これからちゃんと聴きこんでいこうと思いましたよおばちゃんは。こういう出会いってとてもありがたいです。

yonawo とどんぐりずのことは、どちらもラジオで知った。当時恋人が J-WAVE (たしか)をよく聴いていて、yonawo は曲が流れた瞬間、お風呂でふたり同時に「これ誰?」ってなったのでよく覚えてる。春の夜でした。

それから間を空けずにどんぐりずにも出会ったのは、あっこゴリラさんの番組のおかげだったと思う。とにかく訳の分からないことを話している男の子2人組がいるなあ、と思っていて、軽く放送事故だと思っていたら次の瞬間メロディに殺されました。

それから彼らのことはずっと好きで、でも当時すでにコロナ真っ盛りでライブの機会には恵まれなくて、そのうち恋人ともお別れしてしまい。

それで冒頭のプロフ設定で Tinder を使っていたわけなんだけど、私がアプリで好きなアーティストのことを書いていたのは、単純に音楽の趣味が合わないとつまらないから。

今も当時出会ったひととやり取りはしているけれど、そのひとはパンク専門だから音楽の話はほぼしない。お付き合いに至らないのはそればかりが理由ではないけれど、そこも私にとっては大きい。アートの話が心ゆくまでできるのはありがたいのだけれど。

話を戻して。

yonawo は昨年末にも USEN STUDIO COAST で、レコ発ワンマンを見ている。それは私にとって「最初で最後のコースト」で、「はじめまして yonawo」で、そして特別な理由があって、それはそれは素敵なライブだった。大事な記憶なのでここでは書きません。

ともあれ同じアーティストのライブを2ヶ月連続で見ることってほぼなくて、正直「そう大きく内容が変わることもないでしょ」って思っていた。大間違いだった。

レコ発ワンマンとスリーマンではそりゃ内容も変わるよね、と今なら思うんだけれども、それにしても素晴らしいセトリだった。なかでも特筆すべきは cart pool 。

「明日は当然来ないでしょ」の中で一番好きな曲を、まさかここで聴けるとは思わなくて心の準備ができていなくて、ちょっと焦った。

照明もアレンジもちょっとすごかった。としか、語彙力の低下した私にはもう言えませんでした。そこからこれまた大好きな rendez-vous につながって、とっても神秘的な時間でした。

今回 Just a two of us は聴けなかったけど、Alicia Keys の If I ain't got you のカバーが本当に素晴らしくて(どんぐりずの森くんが好きらしい)、yonawo のファンで良かったなあとしみじみ思ったライブでした。

どんぐりずは今回のライブでようやく「はじめまして」をしたわけだけれど、その前に Sony Park でのライブ模様を YouTube で見ていて、こんな感じか~、とは思っていた。でも実際にステージに出てきたらなんだかもうとんでもなかった。

チョモくんは意外にも「わきまえてる」感じがして、森くんは思っていた以上に「自由の国のひと」という感じ。段違いの存在感にひたすら圧倒された、彼らは絶対にステージで、生で、体験すべきひとたちだ。

緩急のつけかたも上手で、MCは良い感じにおかしくて、バランスが最高。あとチョモくんってあんなに声が出るのか、と新鮮に驚いた。新曲も2曲続けてぶつけてきて、もうファン大興奮なわけです。

そんなどんぐりずのセトリラストはベイべ。これを聴いていたらめちゃくちゃ遊びたくなった。遊ぶってなんだ? 分からないけれど、今夜はちょっと羽目をはずしたいの、みたいな。

こんな感情になるのは Zazen boys 以来よ。遊び足りない。

そして終わってしまったライブ、でもアンコールがある……と思ったらなんだか様子がおかしい。yonawo のバンドセットがもう一度組まれているのだ。まさかまさかと思っていたら、どんぐりずに続いて yonawo が出てきた。荒谷くんがピアノを弾きながら歌うのはなんと like a magic 、こんなことってあるのか。

↑ 最後まで見てほしい

どんぐりず × yonawo でワンコーラス、そして Neibiss も加わって曲は進行し、会場にミラーボールがきらめいた。

そうか、私たちは4,000円払って、まぎれもない「青春」を見に来させてもらっていたんだなあとそこで気が付いた。音楽でつながり、音楽で紡がれる男子たちの青春。まぶしかったです。森くんが「 yonawo と Neibiss と俺たち、マイメンになったんだっ!」と得意げに言っていた顔が忘れられない。あなたとってもキュートだよ。

ということで、「遊びてえな」というちょっと浅はかで全開な欲望がかなり浄化されたアンコールでした。とはいえ遊びてえな。

もうすっかり遊び方が分からなくなってしまって、最近はクラシックを聴きながら読書する方向にシフトしかかっています。だれか枯れゆく私を止めて。

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