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下戸に捧げるエール

下戸だと知ると、「人生半分損してる」と言われることが多々あった。なんでもハラスメントなこのご時世、言われる機会は減ったけど。

酒飲みは、どんなときに飲むのか。

楽しいとき。
かなしいとき。
なんとなく口さみしいとき。
リフレッシュしたいとき。
なにもかも忘れたくなるとき。

飲めないものでわからない。


下戸は、酒に頼らない。

好きでなければ必要でもない。
飲めなきゃ損。
その次元にいないのが下戸である。

酒好きを否定しているわけではないのです。
好きならじゃんじゃか飲めばいい。
いい歳したら自己責任。

ただ、酒なしで幸せにしてる人もいるもんで。
そこはお互いさまで。
こっちも、いさせてもらっていいっすかね。


日々のストレスは、常にしらふで咀嚼。

我を忘れるほどおぼれることも、記憶をなくすことも、とりあえず酔って寝ちまうこともしない。

生きてることに嫌気がさそうが、酔い以外の術をかきあつめて立ち向かっているのだ。

健気に生きるすべての下戸たちに幸あれ。

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